いろいろな人のいろいろな色
色覚多様性をめぐって
川端裕人
更新日:2023/04/26
【参考文献/references】
- 【1】 『光学』(ニュートン 島尾永康訳 岩波文庫 1983)
※本文中の引用は独自に訳したものだが、126ページで当該部分を読める。 - 【2】 『カラー版 虫や鳥が見ている世界 紫外線写真が明かす生存戦略』(浅間茂 中公新書 2019)
- 【3】 『視覚の認知生態学 生物たちが見る世界』(種生物学会編 牧野崇司・安元暁子責任編集 文一総合出版 2014)
- 【4】 Eaton, M. D. (2005). Human vision fails to distinguish widespread sexual dichromatism among sexually “monochromatic” birds. Proceedings of the National Academy of Sciences, 102(31), 10942-10946.
- 【5】 Hofer, H. et al. (2005). Organization of the human trichromatic cone mosaic. Journal of Neuroscience, 25(42), 9669-9679.
- 【6】 Stockman, A., & Sharpe, L. T. (2000). The spectral sensitivities of the middle-and long-wavelength-sensitive cones derived from measurements in observers of known genotype. Vision research, 40(13), 1711-1737.
- 【7】 鯉田孝和 (2020). なぜ赤・緑・青錐体ではなくて L, M, S 錐体と呼ぶの?. 「VISION」, 32 (4), 123–125.
- 【8】 Carroll, J., Neitz, M., Hofer, H., Neitz, J., & Williams, D. R. (2004). Functional photoreceptor loss revealed with adaptive optics: An alternate cause of color blindness. Proceedings of the National Academy of Sciences, 101(22), 8461-8466.
- 【9】 JANÁKY, M., BORBÉLY, J., BENEDEK, G., KOCSIS, B. P., & BRAUNITZER, G. (2013). Achromatic luminance contrast sensitivity in X-linked color-deficient observers: An addition to the debate. Visual Neuroscience, 31(1), 99-103.
- 【10】 Jägle, H., De Luca, E., Serey, L., Bach, M., & Sharpe, L. T. (2005). Visual acuity and X-linked color blindness. Graefe's Archive for Clinical and Experimental Ophthalmology, 244(4), 447-453.
- 【11】 Sharpe, L. T., De Luca, E., Hansen, T., Jägle, H., & Gegenfurtner, K. R. (2006). Advantages and disadvantages of human dichromacy. Journal of Vision, 6(3), 213-223.
- 【12】 Verhulst, S., & Maes, F. (1998). Scotopic vision in colour-blinds. Vision Research, 38(21), 3387-3390.
- 【13】 Morgan, M. J., Adam, A., & Mollon, J. D. (1992). Dichromats detect colour-camouflaged objects that are not detected by trichromats. Proceedings of the Royal Society of London. Series B: Biological Sciences, 248(1323), 291-295.
- 【14】 Saito, A., Mikami, A., Hosokawa, T., & Hasegawa, T. (2006). Advantage of dichromats over trichromats in discrimination of color-camouflaged stimuli in humans. Perceptual and Motor Skills, 102(1), 3-12.
- 【15】 菱川優介, 桂重仁, 須長正治 (2018). S錐体刺激値を手がかりとした視覚探索能への色カテゴリの影響. 「日本色彩学会誌」, 42(3),15-18.
- 【16】 市川一夫 (1982). 色覚異常の遺伝. 「眼科MOOK」(金原出版),No.16『色覚異常』, 161-170.
- 【17】 河村正二 (2017). 眼の起源と脊椎動物の色覚進化.「日本視能訓練士協会誌」, 46 (0), 1-25.
- 【18】 Vorobyev, M. (2004). Ecology and evolution of primate colour vision. Clinical and Experimental Optometry, 87(4-5), 230-238.
- 【19】 Vorobyev, M. (2008). Color in Invertebrate Vision. The Senses: A Comprehensive Reference, Volume 1, 205-210.
- 【20】 Marshall, J., Oberwinkler, J. (1999). The colourful world of the mantis shrimp. Nature, 401(6756), 873-874.
- 【21】 Smith, V. C., Pokorny, J.(1975). Spectral sensitivity of human foveal cone photopigments between 400 and 500 nm. Vision Research, 15(2), 161-171.
- 【22】 Peitsch, D., Fietz, A., Hertel, H., De Souza, J., Ventura, D. F., Menzel, R. (1992). The spectral inputs systems of hymenopteran insects and their receptor-based colour vision. J Comp Physiol A, 170(1), 23-40.
- 【23】 Hart, N. S., Partridge, J. C., Cuthill, I. C., & Bennet, A. T. D.(2000). Visual pigments, oil droplets, ocular media and cone photoreceptor distribution in two species of passerine bird: the blue tit (Parus caeruleus L.) and the blackbird (Turdus merula L.). J Comp Physiol A, 186(4), 375-387.
- 【24】 Onishi, A., Koike, S., Ida, M., Imai, H., Shichida, Y., Takenaka, O., Hanazawa, A., Konatsu, H., Mikami, A., Goto, S., Suryobrotoq, B., Kitahara, K., & Yamamori, T. (1999). Dichromatism in macaque monkeys. Nature, 402(6758), 139-140.
- 【25】 三上章允, 竹中修, 後藤俊二 (2004). インドネシアとタイにおけるカニクイザル視物質遺伝子多型の調査報告. 「霊長類研究」, 20(2), 109-116.
- 【26】 平松千尋 (2010). 霊長類における色覚の適応的意義を探る. 「霊長類研究」, 26 (2), 85-98.
- 【27】 河村正二 (2021). 色覚多様性の意味について. 「FBNews」, No.536, 1-6.
- 【28】 公益社団法人日本WHO協会 ウェブサイト「健康の定義について」
https://japan-who.or.jp/about/who-what/identification-health/ - 【29】 Nakazawa, M., & Moji, K. (2018). What is needed to realize universal “health” coverage? The meaning of health revisited. Journal of Global Health Reports, 2.
- 【30】 『健康論の誘惑〈ソキウス研究叢書〉』(佐藤純一ほか 文化書房博文社 2000)
- 【31】 『医学の歴史』(William Bynum 鈴木晃仁・鈴木実佳訳 丸善出版 2015)
- 【32】 『医学全史』(坂井建雄 ちくま新書 2020)
- 【33】 石原忍, 附録通俗色盲解説『学校用色盲検査表』(半田屋商店 1921)に附属。
※1968年の版で確認。この文章は、大正時代から平成にかけて80年間にわたって掲載されていたという。 - 【34】 「学校色盲検査が始まるまで」(尾家宏昭)
※刊行準備中の原稿を読ませてもらっています。出版の詳細分かりましたらお知らせします。 - 【35】 Barbur, J. L., & Rodriguez-Carmona, M. (2017). Colour vision requirements in visually demanding occupations. British Medical Bulletin, 122(1), 51-77.
- 【36】 『遺伝単 遺伝学用語集 対訳付き』(日本遺伝学会監修 NTS 2017)
- 【37】 『改訂遺伝単 遺伝学用語集 対訳付き』(日本遺伝学会監修 NTS 2021)
- 【38】 首相官邸ウェブサイト「防災気象情報と警戒レベル」
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/keihou.html - 【39】 日本医学会医学用語辞典WEB版「色覚関連用語について」
https://www.jsrm.or.jp/dic/colorvision.html - 【40】 Committee on vision assembly of behavioral and social science National Research council (1981). Procedures for testing color vision, report of working group 41, National Research Council
- 【41】 Rodriguez‐Carmona, M., Evans, B. E., & Barbur, J. L. (2020). Color vision assessment‐2: Color assessment outcomes using single and multi‐test protocols. Color Research & Application, 46(1), 21-32.
- 【42】 加藤金吉 (1954). 色覚異常者篩い分け検査に対する警告. 「日本医事新報」, 1593, 63.
- 【43】 加藤金吉 (1965). 綜説 正常色覚者は全て正常か. 「東京女子医科大学雑誌」, 35(2), 93-103.
- 【44】 Civil Aviation Authority (2006). Minimum colour vision requirements for professional flight crew - Part 2: Task analysis, 2006
- 【45】 Civil Aviation Authority (2009). Minimum colour vision requirements for professional flight crew: Recommendations for new colour vision standards
- 【46】 大熊篤二 (1966). 色覚異常者の就職並びに進学の現状. 「日本眼科学会雑誌」, 70 (11) : 2059-2072.
- 【47】 『つくられた障害「色盲」』(高柳泰世 朝日新聞出版 1996)
- 【48】 『たたかえ色覚異常者』(高柳泰世 主婦の友社 1998)
- 【49】 文部科学省 (2003). 色覚に関する指導の資料
- 【50】 カラーユニバーサルデザイン推進ネットワーク 「消防全国調査資料」「消防調査全国MAP」
http://cudn.jp - 【51】 撤廃の会資料室>>国交省への要請書 日本色覚差別撤廃の会
https://tetpainokai.jimdofree.com/撤廃の会資料室/国交省への要請書/ - 【52】 CVSを提供するThe AVOT (Advanced Vision and Optometric Tests) のウェブサイト
https://researchcentres.city.ac.uk/applied-vision/avot - 【53】 「教育用色覚検査表 CMT 取扱説明書 改訂新版」を頒布する「しきかく学習カラーメイト」のウェブサイト
https://colormate.base.shop/items/61061177 - 【54】 『先天色覚異常の方のための色の確認表』(中村かおる・岡島修 発行アゼリア出版 発売医学書院 2002)
- 【55】 『「色のふしぎ」と不思議な社会』書評 内野和顕 色覚差別撤廃の会ウェブサイト
https://tetpainokai.jimdofree.com/2021/03/31/色のふしぎ-と不思議な社会-書評/ - 【56】 田邉詔子. 2008年. 「3. 先天色覚異常(特集 色覚)」『眼科』50巻1号, 45-54頁
- 【57】須長正治(2019). 2色覚が優位となる視環境.
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-17K18706/ - 【58】中村かおる(2012). 先天色覚異常の職業上の問題点.「東京女子医科大学雑誌」82巻(臨時増刊号),E59-E65.
≪各連載回 参考文献≫
※以下連載回の後に記す数字は、上記文献名の頭につけた数字を示します。
◆第2回 【1】【2】【3】【4】
◆第3回 【5】【6】【7】
◆第4回 【8】【9】【10】【11】【12】【13】【14】【15】【16】
◆第5回 【9】【10】【12】【13】【14】【17】【18】【19】【20】【21】【22】【23】【24】【25】【26】【27】
◆第6回 【27】【28】【29】【30】【31】【32】【33】【34】
◆第7回 【34】【35】【36】【37】【38】
◆第8回 【37】【39】
◆第9回 【35】【40】
◆第10回 【35】【41】【42】【43】【44】【45】【46】【47】【48】【49】
◆第11回 【50】【51】【52】【53】【54】
◆第12回 【41】【44】【55】
◆第14回 【56】
◆第15回 【17】【27】
◆第16回 【57】
◆第21回 【58】
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第25回
第5章 色覚マイノリティのアナウンサーが
「色の情報」を伝えるとき更新日:2024/09/25
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第4章 2色覚の臨床検査技師とスーパーソニック(超音波)ワールド③
<検査と自覚と自分を肯定すること>更新日:2024/06/12
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第23回
第4章 2色覚の臨床検査技師とスーパーソニック(超音波)ワールド②
<2色覚の当事者として臨床検査技師の実務にたずさわる>更新日:2024/05/29
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第22回
第4章 2色覚の臨床検査技師とスーパーソニック(超音波)ワールド①
~2色覚の当事者が、超音波検査に出会うまで~更新日:2024/05/15
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第21回
<コラム>社会学者・徳川直人さんが見る「色覚異常問題」②
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<コラム>社会学者・徳川直人さんが見る「色覚異常問題」①
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第3章 眼科医を訪ねる──伊勢屋貴史さんインタビュー
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第2章 画家・黒坂祐の色をめぐる冒険②
更新日:2023/09/20
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第2章 画家・黒坂祐の色をめぐる冒険①
更新日:2023/09/13
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第1章 CUDOの2人に聞く──2色覚はどんな色の世界?④
~色覚マイノリティの文化が必要!~更新日:2023/04/26
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第1章 CUDOの2人に聞く──2色覚はどんな色の世界?③
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第1章 CUDOの2人に聞く──2色覚はどんな色の世界?②
~色覚シミュレーションの仕組みと、「地味な色」を使うわけ~更新日:2023/03/29
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第1章 CUDOの2人に聞く──2色覚はどんな色の世界?①
~感覚は説明できない。だから「色の距離」を考える~更新日:2023/03/15
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第12回
準備の章【後編】 とても悩ましい色覚検査の問題④
~受診する際の諸注意と、新しい色覚観へのアップデート~更新日:2023/01/18
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第11回
準備の章【後編】 とても悩ましい色覚検査の問題③
~どのような場合、検査の「メリット」があるのか~更新日:2022/12/21
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第10回
準備の章【後編】 とても悩ましい色覚検査の問題②
~これまでの検査は「正確」なのだろうか~更新日:2022/11/30
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第9回
準備の章【後編】 とても悩ましい色覚検査の問題①
~検査を受ければ「自分の色覚」がわかるのだろうか~更新日:2022/11/09
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第8回
<準備の章【前編】と【後編】の間のコラム>
~色覚をめぐる言葉の整理~更新日:2022/10/26
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第7回
準備の章【前編】
ヒトの色覚多様性について知っておくべきこと⑥
~2010年代以降の新検査で「多様で連続的」だとわかる~更新日:2022/10/12
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第6回
準備の章【前編】
ヒトの色覚多様性について知っておくべきこと⑤
~原型3色型と派生3色覚~更新日:2022/09/28
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第5回
準備の章【前編】
ヒトの色覚多様性について知っておくべきこと④
~進化から見た、ヒトの3色覚と2色覚~更新日:2022/09/14
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第4回
準備の章【前編】
ヒトの色覚多様性について知っておくべきこと③
~少数派である2色覚の仕組み~更新日:2022/08/24
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第3回
準備の章【前編】
ヒトの色覚多様性について知っておくべきこと②
~ヒトの多数派、3色覚はどんなふうに色を構成するのか~更新日:2022/08/10
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第2回
準備の章【前編】
ヒトの色覚多様性について知っておくべきこと①
~光そのものに色はついていない~更新日:2022/08/03
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第1回
はじめに
~「色覚の違い」に橋を架ける~更新日:2022/07/26
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参考文献/references
更新日:2023/04/26
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