連載
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2024.07.24
旅から生まれた名画
中野京子
- 第6回 子供の旅
- 「可愛い子には旅をさせよ」とは、親目線のことわざだ。子を思うなら、親元で甘やかすのではなく、旅をさせて世間を知らしむべし。なるほど一理ある。では、まだ幼い子供のほうから、「すみませんが旅に出ます」と言われたら? 親なら止めるのが人情だが、止めることはできなかった。そんな事件が中世ヨーロッパにはあったようで……。
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2024.07.24
惑星巡礼
角幡 唯介
- 第204回 犬橇レース観戦
- 世界的にスノーモービルでの移動が当たり前になっている極北エスキモー世界においてしぶとく生き残るグリーンランド北西部の犬橇。彼らにとって犬橇とは狩猟と旅に目的を特化した生活文化であり、かつ民族的エートスの中核に位置する。
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2024.07.24
私が好きな古典の魅力
能になった源氏物語林 望
- 第3回 すべて夢の中 『半蔀(はじとみ)』
- 源氏物語のなかでも、夕顔の巻は親しみやすいのか、非常に人口に膾炙している人気の高い物語です。京都の場末にあたる五条というごみごみとした町の中に、ひっそりと隠れ暮らしている若い女性。源氏との最初の接点は夕顔の花。そして、二人は出逢い、瞬く間に恋が芽生え、その絶頂のなかで早すぎる死を迎える…。
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2024.07.24
あなをかし、3分でわかる! 「源氏物語」と紫式部
奥山 景布子
- 第29回 左遷か? 流罪か?
- 大河ドラマ「光る君へ」で、中宮・定子の兄弟が大宰や出雲に送られる場面がありました。これは、どのような処分だったのでしょうか。『フェミニスト紫式部の生活と意見~現代用語で読み解く「源氏物語」~』
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2024.07.24
わん!ワールド ウィークリー占い
平賀 隆生
- 2024年7/24~7/30の運勢
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2024.07.17
失踪願望。
椎名誠
- 第29回 傷跡、雑魚釣り、半田めん
- 幕張の海っぺりで育ったということもあるからか、若い頃からいろいろな海岸でキャンプをして、作家になってからは潜ったり笑ったり溺れたり遠くを眺めたりして海と関わってきた。よく「好きな海はどこですか?」などと聞かれる。もちろん季節や目的にもよるが、よく考えると千葉の海もいいが、完成度(?)から言うと「種差(たねさし)海岸」と答えることが多い。
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2024.06.26
ミクソヴァース ―変形菌たちの世界―より
増井 真那
- 最終回 未来の自己へ
- 変形菌は、か細くて弱々しい存在に見えるかもしれません。だけど、私はその生き方からエレガンスを、さらにたくさんの問いかけ——「自己ってなんだろう」「これからの自己はどうなっていくのだろう」——を感じ取ります。愛する変形菌たちと共に生き、対話を続け、その特異な「自己」のあり方に、私はこれからも触発されていくのです。
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2024.06.12
いろいろな人のいろいろな色 色覚多様性をめぐって
川端 裕人
- 第4章 2色覚の臨床検査技師とスーパーソニック(超音波)ワールド③
<検査と自覚と自分を肯定すること> - 臨床検査技師で超音波検査を主な仕事としてきた服部博明さんは、自分の色覚を理解した上で、得意技を磨くことで職業的な人生を豊かにしてきたように見えます。
- 第4章 2色覚の臨床検査技師とスーパーソニック(超音波)ワールド③
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2024.05.29
東洋の至宝を欧米に売った美術商──山中商会と英国王室コレクション
もうひとつの『ハウス・オブ・ヤマナカ』朽木ゆり子
- 第3回 山中商会が現代に残したもの。
- 英国王室との関係も深まり、英国における日本美術と山中商会の名声は最高潮に達したかに見えた。しかし、第二次世界大戦がその流れを一気に打ち砕く。それでも日本美術を海外に紹介した業績が消えるわけではない。
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2023.12.06
いのちノオト
稲葉 俊郎
- 第6回 「はらわた」で考える
- わたしは医術と芸術とが極めて近い場所にいるという感覚を持っています。人が治癒するプロセスは、失われた全体性を回復するプロセスでもあるのですが、そのプロセスは芸術体験に近いと感じているからです。
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2023.08.30
読むダイエット
高橋源一郎
- 最終回 世界の果てで食べる
- 4月になって、長男が高校を卒業し、自宅に戻ってきた。彼は小学校2年の頃から、寮生活をおくってきたので、11年ぶりで自宅暮らしを開始したのである。びっくりだ。長男が家にずっといると不思議な気分になる。なんだか家人が増えたという感じだろうか。まあ、中学までは週末には戻ってきたし、高校生になってからは、夏休みや冬休みにはずっといたわけなのだが。
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2023.02.15
教養としての脳科学
茂木健一郎
- 第3回 記憶の不思議
- 1.人間の脳の幅 人間の脳を研究する上では、その働きの「幅」が常に問題になる。 もちろん、研究をする際、いわゆる「普通」の脳に注目することは大切である。
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2022.10.26
まるごとバナナが、食べきれない
大久保 佳代子
- 第1回 冷水をぶっかけて取り戻したい、女の鮮度と賞味期限
- 一人暮らしをしていると、困るのが食材の賞味期限。家族でもいれば使い切れるんだろうけど、一人だと食ベ切れないから、どうしても余っちゃうから。