新着記事
-
2025.05.14 更新
惑星巡礼
角幡 唯介
連載
第223回 怪人カヨラングア
カヨラングアとは1月にすでにカーナックで面識があった。日本を出発して、最後にカーナックからシオラパルクへ向かうとき、友人のオットーのスノーモービルをチャーターしたのだが、そのオットーの家に転がりこんでいたのが彼だった。犬橇(いぬぞり)で指先を負傷したカヨラングアは、ヘリコプターでカーナックに搬送され通院していたのである。 -
2025.05.14 更新
失踪願望。
椎名 誠
連載
第34回 カタカナ、南国、閏年 二〇二四年二月
代理店の男と打ち合わせをした。しゃらくさいカタカナ言葉を連発するので「何を言っているか分かりません」と言いたかったが、その説明がかえって面倒なので無言で聞いていた。 -
2025.05.14 更新
常識を疑え!
「胃腸炎かな……?」から、まさかの救急搬送!(後編)香山リカ(医師)
imidas
昨年(2024年)12月に思わぬ身体不調が発生し、勤務先のむかわ町穂別診療所から救急車で都市部の総合病院に搬送され、緊急手術から9日間の入院という経験をした。ふだんは当然のことながら医師として働いているのに、一瞬にして患者の立場になるというのは、いま思うと得がたい経験であった。
-
2025.05.07 更新
『ノンバイナリー協奏曲 「もう息子と呼ばないで」と告白(カミングアウト)された私の800日』刊行記念インタビュー
アミア・ミラー
インタビュー
今年の1月に出版された『ノンバイナリー協奏曲』は、子どもからノンバイナリーだとカミングアウトされ、戸惑いながらも何とか受け入れようともがく母親の葛藤の日々を描いたエッセイだ。著者のアミア・ミラーさんは、現在はアメリカ在住だが、日本で生まれ育ったアメリカ人。
-
2025.04.23 更新
旅から生まれた名画
中野 京子
連載
第15回 巡礼
巡礼は、宗教的行動と旅がミックスされたものだ。神道や仏教、またキリスト教やイスラム教といったそれぞれの信者たちがそれぞれの聖地を訪れて祈る、特別な行為である。もちろん日常空間にも寺院などの宗教施設は存在するので参拝はできるが、巡礼の基本は遠方の聖地へ足を運ぶことにある。 -
2025.04.23 更新
大久保佳代子のほどほどな毎日
大久保 佳代子
連載
第7回 親と介護とお金と私。53歳のお財布事情
今も仕事現場に行くときは電車移動が基本。貧乏性ゆえに冷蔵庫の中の傷みかけた食材もなかなか捨てることができない。いとうあさこさんが遊びに来たときに注文する『ウーバーイーツ』も食が細い50代二人だと食べきれなくて。 -
2025.04.09 更新
知ってた? いまさらきけない宇宙の話
文 村沢 譲/イラスト 高田エミ
連載
第8回 恐竜を滅ぼした隕石のナゾ
宇宙作家・村沢譲と宇宙好き漫画家・エミ先生の楽しい宇宙講座です。予備知識は一切不要!今回の話題は、「恐竜を滅ぼした隕石、次に落ちてきたらどうなる?」 -
2025.03.26 更新
いろいろな人のいろいろな色
色覚多様性をめぐって川端裕人
連載
第27回 第6章 色覚マイノリティの先生たち②
前回から、宮崎県立都城工業高等学校の岩﨑真寿美先生(教科は国語)と、福岡県立八幡工業高等学校の田口陽一先生(教科は数学)のお話を聞いています。すでに、ご自身が児童、生徒であった頃の学校でのことや、教師として働き始めてからの職場でのことを教えてもらいました。
連載
-
2025.05.14
惑星巡礼
角幡 唯介
- 第223回 怪人カヨラングア
- カヨラングアとは1月にすでにカーナックで面識があった。日本を出発して、最後にカーナックからシオラパルクへ向かうとき、友人のオットーのスノーモービルをチャーターしたのだが、そのオットーの家に転がりこんでいたのが彼だった。犬橇(いぬぞり)で指先を負傷したカヨラングアは、ヘリコプターでカーナックに搬送され通院していたのである。
-
2025.05.14
失踪願望。
椎名 誠
- 第34回 カタカナ、南国、閏年 二〇二四年二月
- 代理店の男と打ち合わせをした。しゃらくさいカタカナ言葉を連発するので「何を言っているか分かりません」と言いたかったが、その説明がかえって面倒なので無言で聞いていた。
-
2025.04.23
旅から生まれた名画
中野 京子
- 第15回 巡礼
- 巡礼は、宗教的行動と旅がミックスされたものだ。神道や仏教、またキリスト教やイスラム教といったそれぞれの信者たちがそれぞれの聖地を訪れて祈る、特別な行為である。もちろん日常空間にも寺院などの宗教施設は存在するので参拝はできるが、巡礼の基本は遠方の聖地へ足を運ぶことにある。
-
2025.04.23
大久保佳代子のほどほどな毎日
大久保 佳代子
- 第7回 親と介護とお金と私。53歳のお財布事情
- 今も仕事現場に行くときは電車移動が基本。貧乏性ゆえに冷蔵庫の中の傷みかけた食材もなかなか捨てることができない。いとうあさこさんが遊びに来たときに注文する『ウーバーイーツ』も食が細い50代二人だと食べきれなくて。
-
2025.04.09
知ってた? いまさらきけない宇宙の話
文 村沢 譲/イラスト 高田エミ
- 第8回 恐竜を滅ぼした隕石のナゾ
- 宇宙作家・村沢譲と宇宙好き漫画家・エミ先生の楽しい宇宙講座です。予備知識は一切不要!今回の話題は、「恐竜を滅ぼした隕石、次に落ちてきたらどうなる?」
-
2025.03.26
いろいろな人のいろいろな色
色覚多様性をめぐって川端裕人
- 第27回 第6章 色覚マイノリティの先生たち②
- 前回から、宮崎県立都城工業高等学校の岩﨑真寿美先生(教科は国語)と、福岡県立八幡工業高等学校の田口陽一先生(教科は数学)のお話を聞いています。すでに、ご自身が児童、生徒であった頃の学校でのことや、教師として働き始めてからの職場でのことを教えてもらいました。
-
2025.01.15
能になった平家物語
林 望
- 第3回 男に翻弄されながらも、自分の人生を生き抜く
『平家物語』の女たち - 巴御前は、『平家物語』に出てくる女たちの中でも、とりわけ人気の高い一人です。強く、美しく、かつ、深い哀しみを秘めています。木曾義仲の愛妾、巴御前は女ながらに一人当千の荒武者で、敵方の武者を捕まえては鞍にねじ伏せ、首をねじ切るという強者です。
- 第3回 男に翻弄されながらも、自分の人生を生き抜く
-
2024.12.25
あなをかし、3分でわかる! 「源氏物語」と紫式部
奥山 景布子
- 第50回(最終回) これからの「源氏物語」
- 1年間、「源氏物語」と紫式部についてさまざまなテーマでお送りしてきました。最終回は、〈これからの「源氏物語」〉です。『フェミニスト紫式部の生活と意見~現代用語で読み解く「源氏物語」~』
インタビュー
&
トピックス
-
2025.05.07
『ノンバイナリー協奏曲 「もう息子と呼ばないで」と告白(カミングアウト)された私の800日』刊行記念インタビュー
アミア・ミラー
今年の1月に出版された『ノンバイナリー協奏曲』は、子どもからノンバイナリーだとカミングアウトされ、戸惑いながらも何とか受け入れようともがく母親の葛藤の日々を描いたエッセイだ。著者の...
-
2025.03.05
『家父長制の起源』刊行記念 上野千鶴子氏×佐藤文香氏対談【後編】
上野千鶴子(社会学者)×佐藤文香(社会学者)
【後編】2024年4月から9月にかけて放送された、NHK連続テレビ小説『虎に翼』。同作は男女不平等をめぐる多くの矛盾や不条理を真正面から扱い、話題を集めた。物語の中で重要なキーワードとなったのが「家父長制」...
-
2025.03.05
『家父長制の起源』刊行記念 上野千鶴子氏×佐藤文香氏対談【前編】
上野千鶴子(社会学者)×佐藤文香(社会学者)
【前編】2024年4月から9月にかけて放送された、NHK連続テレビ小説『虎に翼』。同作は男女不平等をめぐる多くの矛盾や不条理を真正面から扱い、話題を集めた。物語の中で重要なキーワードとなったのが「家父長制」...
-
2025.02.05
観る将注目! 棋士と着物の深~い関係【2024SUMMER】
白瀧呉服店で髙見泰地七段と佐々木大地七段がトークショー加藤裕子
3年目となった【棋士と和服】プレミアムトークショー((株)ねこまど・白瀧呉服店共催)に今回登壇したのは髙見泰地七段と佐々木大地七段。プライベートで一緒に旅行に行くなど普段から仲が良いことで知られ...
-
2024.12.25
『沸騰大陸』刊行記念ロングインタビュー
三浦英之さん三浦英之さん
いま最も注目されるルポライターである三浦英之さんの最新刊『沸騰大陸』が好評発売中です。『沸騰大陸』は、三浦英之さんにとって4作目のアフリカ取材作品。『日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか』では当時アフリカに派遣されていた自衛隊PKO活動にまつわる闇を、『牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って』では日本も関与する...
-
2024.12.25
羆文学の金字塔を打ち立てた直木賞作家、キャンプにハマる【後編】
──河﨑秋子さんのソロキャンプ密着記河﨑秋子さん
聞き手 中村 計(ノンフィクションライター)『ともぐい』で猟師とボス羆の対決を描いた、直木賞作家の河﨑秋子さん。インタビューの前編では、ヒグマをものともしない...