連載
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2024.11.20
大久保佳代子のほどほどな毎日
大久保佳代子
- 第2回 人生のタイムリミットと向き合う、老いた親との介護の時間
- 気づけば、私も53歳。自分が歳をとれば、もちろん親も歳をとるわけで。遂に大久保家にもあの問題が降りかかってまいりました。そうです、あの介護問題です。母が棚に隠していた饅頭を「食べた」「食べない」で両親が大揉め。
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2024.11.20
あなをかし、3分でわかる! 「源氏物語」と紫式部
奥山 景布子
- 第45回 中宮彰子はどういう人?
- 紫式部は、一条天皇の中宮彰子の女房でした。清少納言のあるじである皇后定子と比較されることの多い彰子はどのような人生を送ったのでしょうか。『フェミニスト紫式部の生活と意見~現代用語で読み解く「源氏物語」~』
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2024.11.20
わん!ワールド ウィークリー占い
特集コラム「切れ者わんこ べスト3」平賀 隆生
- 2024年11/20~11/26の運勢
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2024.11.13
惑星巡礼
角幡 唯介
- 第211回 幻の大岩魚
- 友人2人と今年2度目の沢登りに出かけた。場所は福島県の南会津地方。渓流釣り師には知られた黒谷川(くろたにがわ)を源流まで登って尾根を越え、御神楽沢(みかぐらさわ)を遡行して名峰会津駒ヶ岳を登るというルートである。南会津はこれで3度目だ。
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2024.11.13
知ってた? いまさらきけない宇宙の話
文 村沢 譲/イラスト 高田エミ
- 第3回 太陽の爆発で地球は大ピンチ?
- 今年(2024年)5月、さらに9月から10月にかけて「太陽で大きな爆発が起こって、携帯電話やGPSが使えなくなるかもしれない」というニュースが流れたのを覚えているでしょうか。
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2024.10.30
現代英語で読み解くアメリカ大統領選2024
前嶋和弘
- 第3回 「現代英語で読み解くアメリカ大統領選2024③」
分断の先はあるのか - 間もなく11月の本選挙を迎えるが、「ハリス対トランプ」は激戦州を含む世論調査の数字をみると、依然として超僅差(razor-thin margins:カミソリのように薄い差)である。接戦の中、競り勝つために分断をあおるような言葉ばかりが目立つ選挙だが、分断の先に党派性を超える何かの共通項はあるのだろうか。
- 第3回 「現代英語で読み解くアメリカ大統領選2024③」
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2024.10.23
旅から生まれた名画
中野京子
- 第9回 巡業
- テレビや映画のない時代。庶民の娯楽において、「旅芸人」や「旅の一座」が果たした役割は大きかった。そのひとつが、18世紀のイギリスで始まった近代サーカス。華々しい動物芸、人間の曲芸をもって、熱気あふれる幻想世界を築き上げる。そのひと時の夢は、画家たちの眼にどう映ったか?
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2024.10.02
失踪願望。
椎名誠
- 第30回 ともだち、馬乗り、彷徨老人 二〇二三年一〇月
- 三陸からどさっと秋刀魚が届いた。かつては大衆魚の象徴だったこの細長い魚も不漁がたたり、高級魚値段で売られていると聞く。ありがたくまず塩焼きにしたが、老夫婦では食べきれないので近所に住む雑魚釣り隊の太陽という青年に連絡すると「アイヨー」と魚市場のあんちゃんみたいな挨拶ですぐにわが家にやってきた。
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2024.09.25
いろいろな人のいろいろな色 色覚多様性をめぐって
川端 裕人
- 第5章 色覚マイノリティのアナウンサーが
「色の情報」を伝えるとき - 臨床検査技師で超音波検査を主な仕事としてきた服部博明さんは、自分の色覚を理解した上で、得意技を磨くことで職業的な人生を豊かにしてきたように見えます。
- 第5章 色覚マイノリティのアナウンサーが
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2024.09.04
教養としての脳科学
茂木健一郎
- 第4回 人間無視とAIの袋小路
- 1.人工知能によって無効化される「人間」 今、人間の「脳」が揺らいでいる。 人工知能の急速な発達により、人間の脳本来の意義とその可能性が、一方では軽んじられ、また一方では過大視される状況になってきた。しばしば議論される、人工知能に人間の仕事が奪われるというテーマを超えて、人間の存在自体が疑問視される状況が生まれつつある。
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2024.07.24
私の愛する古典の魅力
能になった源氏物語林 望
- 第3回 すべて夢の中 『半蔀(はじとみ)』
- 源氏物語のなかでも、夕顔の巻は親しみやすいのか、非常に人口に膾炙している人気の高い物語です。京都の場末にあたる五条というごみごみとした町の中に、ひっそりと隠れ暮らしている若い女性。源氏との最初の接点は夕顔の花。そして、二人は出逢い、瞬く間に恋が芽生え、その絶頂のなかで早すぎる死を迎える…。
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2024.06.26
ミクソヴァース ―変形菌たちの世界―より
増井 真那
- 最終回 未来の自己へ
- 変形菌は、か細くて弱々しい存在に見えるかもしれません。だけど、私はその生き方からエレガンスを、さらにたくさんの問いかけ——「自己ってなんだろう」「これからの自己はどうなっていくのだろう」——を感じ取ります。愛する変形菌たちと共に生き、対話を続け、その特異な「自己」のあり方に、私はこれからも触発されていくのです。
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2024.05.29
東洋の至宝を欧米に売った美術商──山中商会と英国王室コレクション
もうひとつの『ハウス・オブ・ヤマナカ』朽木ゆり子
- 第3回 山中商会が現代に残したもの。
- 英国王室との関係も深まり、英国における日本美術と山中商会の名声は最高潮に達したかに見えた。しかし、第二次世界大戦がその流れを一気に打ち砕く。それでも日本美術を海外に紹介した業績が消えるわけではない。
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2023.12.06
いのちノオト
稲葉 俊郎
- 第6回 「はらわた」で考える
- わたしは医術と芸術とが極めて近い場所にいるという感覚を持っています。人が治癒するプロセスは、失われた全体性を回復するプロセスでもあるのですが、そのプロセスは芸術体験に近いと感じているからです。
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2023.08.30
読むダイエット
高橋源一郎
- 最終回 世界の果てで食べる
- 4月になって、長男が高校を卒業し、自宅に戻ってきた。彼は小学校2年の頃から、寮生活をおくってきたので、11年ぶりで自宅暮らしを開始したのである。びっくりだ。長男が家にずっといると不思議な気分になる。なんだか家人が増えたという感じだろうか。まあ、中学までは週末には戻ってきたし、高校生になってからは、夏休みや冬休みにはずっといたわけなのだが。
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2022.10.26
まるごとバナナが、食べきれない
大久保 佳代子
- 第1回 冷水をぶっかけて取り戻したい、女の鮮度と賞味期限
- 一人暮らしをしていると、困るのが食材の賞味期限。家族でもいれば使い切れるんだろうけど、一人だと食ベ切れないから、どうしても余っちゃうから。