既刊情報
生誕90周年、没後30年をむかえた開高健の代表作『オーパ!』が完全復刻。
ブラジル、アマゾン河での怪魚&巨魚を追いかけた65日間の旅の記録が
オリジナルポジフィルムを使った最新の技術による再製版で蘇ります。
当時は難しかった繊細な表現まで再現され、見ごたえのあるビジュアルになっています。
作家、開高健が出会った、アマゾンの“オーパ!”を体験してください。
また、復刻を記念した56ページの特別編集ブックレットつき。『オーパ!』誕生までの証言ドキュメントや角幡唯介氏、藤原新也氏の特別寄稿文など読み応えのある内容です。
開高 健(かいこう・たけし)
作家。1930年大阪府生まれ。大阪市立大学卒。壽屋(現サントリー)に入社。宣伝部で広報誌『洋酒天国』を企画。1957年、26歳で小説『パニック』を発表。58年、『裸の王様』で芥川賞受賞。『ロビンソンの末裔』『輝ける闇』『夏の闇』などの小説を発表する一方、64年、朝日新聞社臨時海外特派員としてベトナム戦争取材に従軍。ルポ『ベトナム戦記』などのノンフィクションの傑作を残す。78年、「玉、砕ける」で川端康成賞、81年一連のルポルタージュ文学により菊池寛賞、86年「耳の物語」で日本文学大賞を受賞。89年、58歳で逝去。
高橋 昇(たかはし・のぼる)
写真家。1949年生まれ。『オーパ!』アマゾン釣魚紀行に20代で抜擢され、以降『オーパ!』アマゾン編から『オーパ、オーパ!!』シリーズの取材に全て同行。「PLAYBOY日本版」でも著名人のポートレートなどを発表した。83年、講談社出版文化賞受賞。著書に『梅若六郎能百舞台』『男、が、いた。開高健』『旅人 開高健』など。2007年逝去。