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角幡唯介『裸の大地 第一部 狩りと漂泊』刊行記念インタビュー【ティーザー】
この旅で、私は本当に変わってしまった。
覚醒し、物の見方が一変し、
私の人格は焼き焦がれるように変状した。
―――本文より
GPSのない極夜の探検で、日本のノンフィクション界に衝撃を与えた著者の新たなる挑戦。一人と一匹は、獲物をとりながら北を目指す。そのとき見つけた何かが、探検家のすべてを変えた。人間性の始原に迫る新シリーズ第一作!
●目次
四十三歳の落とし穴
裸の山
狩りを前提とした旅
オールドルート
いい土地の発見
見えない一線
最後の獲物
新しい旅のはじまり
巻末付録 私の地図
角幡唯介(かくはたゆうすけ)
1976年北海道芦別市生まれ。早稲田大卒。探検家・作家。チベット奥地のツアンポー峡谷を単独で二度探検し、2010年『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』(集英社)で第8回開高健ノンフィクション賞、11年同作品で第42回大宅壮一ノンフィクション賞などを受賞。その後、探検の地を北極に移し、11年、カナダ北極圏1600キロを踏破、13年『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』(集英社)で第35回講談社ノンフィクション賞。16~17年、太陽が昇らない冬の北極圏を80日間にわたり探検し、18年『極夜行』(文藝春秋)で第1回Yahoo! ニュース 本屋大賞ノンフィクション本大賞、第45回大佛次郎賞。ほか受賞歴多数。19年から犬橇での旅を開始、毎年グリーンランド北部で2カ月近くの長期狩猟漂泊行を継続している。近著に『狩りの思考法』(清水弘文堂書房)。