既刊情報
外国人労働者・移民・難民ってだれのこと?
内藤正典
判 型:四六判ソフトカバー
頁 数:272ページ
ISBN:978-4-08-781672-3
価 格:本体1,600円+税
発売日:2019年3月26日
やってくるのは「労働力」ではなく「人」なんです
この本では「外国人労働者」「移民」「難民」はどう違うのか、
そして彼らとどうつきあっていけばいいのかを、わかりやすく解説していきます。
世界中で今、人が移動しています。戦争や貧困を逃れて、そして働く場を求めて。
外国人労働者受け入れ決定によって、日本にもこれから大勢の人が外国から働きに来ます。
これからどういう事が起きるのでしょうか。
そして私たちは彼らと、どう接していけば良いでしょうか。
2015年に中東、主にシリアから130万人の人たちがヨーロッパに押し寄せました。
これをきっかけとして、EU内では極右政党が勢力を伸ばし、
排外主義運動が高まるなど、混乱が続いています。
世界では外国人を排除する方向が拡大するなか、日本では2018年6月に、
安倍首相が外国人労働者の大幅受け入れを発表し、2019年4月から施行されます。
外国人労働者・移民・難民は、一般の人たちの関心の対象になりつつあります。
本書では、中学生からおとなまで、わかりやすくこの問題を解説します。
今のこの世界を知るための、最良の一冊です。
©中野義樹
内藤正典 ないとうまさのり
1956年生まれ。東京大学教養学部教養学科科学史・科学哲学分科卒業。博士。
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。
専門は多文化共生論、現代イスラーム地域研究、西洋とイスラームの相関文明論。
著書、『トルコ 中東情勢のカギをにぎる国』(集英社)、『極限の現代史 イスラームが破壊する欺瞞の世界秩序』、『イスラム戦争』(以上集英社新書)、『となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代』、『イスラムが効く!』(共著)(以上ミシマ社)他多数。