既刊情報
キンノヒマワリ
ピアニスト中村紘子の記憶
高坂 はる香
判 型:四六判
頁 数:320ページ
ISBN:978-4-08-781647-1
価 格:本体1,700円+税
発売日:2018年01月26日
昭和の熱を受け止め、走り抜けた国民的ピアニスト。
その覚悟に満ちた生涯
日本人のピアニスト像を決定づけた中村紘子。
華やかなピアノの女王は2016年惜しまれつつ世を去った。
第二次世界大戦終結の前年に生まれ、戦後復興を目指すなか最高の音楽教育を受け、高度経済成長、空前のピアノブームなど日本の飛躍とパラレルに弧を描く人生。
賢くてキュート。ひとりで立つ覚悟を持ち、度胸ある美しいひとだった。傷つき、つまずくこともあった。批判もされた。どう乗り越えたのか? その強さの源はなにか?
当代きっての音楽家たち、担当調律師、マネージャー、コンクール界の伝説的人物などゆかりの人々が語る、中村紘子のオン&オフステージ。
頂点を極めた女性の力強い生きかたが私たちの人生にエールをおくってくれる。
「この評伝を書くにあたって、さまざまな関係者に話を聞いたが、全員が必ず、このピアノ界のお茶目な親分との愉快なエピソードを大切な思い出として記憶していた。恐れられることもあったが、それ以上に多くの人から愛された。 こんな人物は、日本のピアノ界には二度と現れないだろう」
(『青春と読書』より著者)
華やかなピアノの女王は2016年惜しまれつつ世を去った。
第二次世界大戦終結の前年に生まれ、戦後復興を目指すなか最高の音楽教育を受け、高度経済成長、空前のピアノブームなど日本の飛躍とパラレルに弧を描く人生。
賢くてキュート。ひとりで立つ覚悟を持ち、度胸ある美しいひとだった。傷つき、つまずくこともあった。批判もされた。どう乗り越えたのか? その強さの源はなにか?
当代きっての音楽家たち、担当調律師、マネージャー、コンクール界の伝説的人物などゆかりの人々が語る、中村紘子のオン&オフステージ。
頂点を極めた女性の力強い生きかたが私たちの人生にエールをおくってくれる。
「この評伝を書くにあたって、さまざまな関係者に話を聞いたが、全員が必ず、このピアノ界のお茶目な親分との愉快なエピソードを大切な思い出として記憶していた。恐れられることもあったが、それ以上に多くの人から愛された。 こんな人物は、日本のピアノ界には二度と現れないだろう」
(『青春と読書』より著者)
(c)Hiroshi Takaoka
著者情報
高坂 はる香(こうさか はるか)
埼玉県生まれ。フリーランスの音楽ライター、編集者。中央大学法学部卒業後、一橋大学大学院社会学研究科修士課程でインドのスラム支援プロジェクトを研究。そののちピアノ音楽誌の編集者として、世界中のコンクールやピアニストを数多く取材。
ショパン国際コンクール、チャイコフスキー国際コンクール、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールなど長期取材を各誌に寄稿。セミナー、ラジオにも活躍の場をもつ。