既刊情報
対岸のヴェネツィア
内田 洋子
判 型:四六判
頁 数:216ページ
ISBN:978-4-08-781644-0
価 格:本体1,400円+税
発売日:2017年11月02日
幻都の永遠と日常をめぐる十二章
語り継がれる名著『ジーノの家 イタリア10景』で、講談社エッセイ賞と日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した著者の最新作。
ミラノからヴェネツィアへ繰り返し通ううちに、ヴェネツィア本島対岸のジュデッカ島に居を構えて数年。旅行者としての視点ではなく居住者の目線で、特異な町に暮らす人々の人生の断片をあぶり出す。厳しい掟に縛られたゴンドラ乗りの世界に挑む人、裕福なマダムに仕えるスペイン人の元船員、一千年分の公文書の電子化に挑む研究者たち……。世界中の人々を魅了し続けるヴェネツィアをめぐる十二章。
著者情報
(C)UNO Associates Inc.
著者:内田洋子 Uchida Yoko
ジャーナリスト。1959年神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノ・アソシエイツ代表。2011年『ジーノの家 イタリア10景』で講談社エッセイ賞、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。著書に『ミラノの太陽、シチリアの月』『カテリーナの旅支度 イタリア二十の追想』『皿の中に、イタリア』『イタリアの引き出し』『どうしようもないのに、好き イタリア15の恋愛物語 』『イタリアのしっぽ 』『イタリアからイタリアへ』『ロベルトからの手紙』『ボローニャの吐息』『十二章のイタリア』、翻訳書に『陽気にでもほどほどに』(カルロ・マリア・チポッラ著)、『イタリアを食べる』(ステファニア・ジャンノッティ著)、『パパの電話を待ちながら』(ジャンニ・ロダーリ著)がある。現在、イタリア在住。