既刊情報
男尊女子
酒井 順子
判 型:四六判
頁 数:248ページ
ISBN:978-4-08-781628-0
価 格:本体1,400円+税
発売日:2017年05月26日
女性の中の根深い「男女差別意識」をあぶり出す20章
学生時代、運動部系女子マネージャーに眉を顰めたことはないだろうか? 夫でも恋人でもない男子の汚れ物を嬉々として洗っているあの女たちは何者なのか(本文「小さな女子マネ」)。デスクを回って茶を淹れる女性社員を横目に「女を捨てて仕事に邁進したいわけではないが、茶を淹れる、しかも自分よりアホで暇そうな男性社員に・・・それはできない!」という雇均法第一世代女性社員がいた一方、お茶女子を全うするキャリア組がいた!?(本文「お茶女子」)。夫、旦那、ダーリン…「養ってもらっている」専業主婦ならともかく、キャリア妻が「うちの主人」と言えるのはなぜなのか(「主人」)。他、女性の中の男女差別意識をあぶり出す20章。
「働け、産め、輝け!」安倍政権の下、女性が活躍できる社会を! と叫ばれる昨今。
しかしながら、日本の男女平等度ランキングは世界111位(2016年)。ヨレヨレの働く女性の先輩を見て、専業主婦を目指す女子も多いらしい…いまだ女性が働きやすい社会とは言いがたい日本社会に根強く横たわる男尊女卑意識を、社会現象を巻き起こした『負け犬の遠吠え』、子どもの有無から女性の人生を見た『子の無い人生』など、自身の同世代と並走し話題作を送り続ける著者が切り込む。
「働け、産め、輝け!」安倍政権の下、女性が活躍できる社会を! と叫ばれる昨今。
しかしながら、日本の男女平等度ランキングは世界111位(2016年)。ヨレヨレの働く女性の先輩を見て、専業主婦を目指す女子も多いらしい…いまだ女性が働きやすい社会とは言いがたい日本社会に根強く横たわる男尊女卑意識を、社会現象を巻き起こした『負け犬の遠吠え』、子どもの有無から女性の人生を見た『子の無い人生』など、自身の同世代と並走し話題作を送り続ける著者が切り込む。
著者情報
撮影:冨永智子
酒井 順子(サカイ ジュンコ)
1966年東京都生まれ。高校在学中から雑誌にコラムを発表。立教大学社会学部観光学科卒業後、広告会社勤務を経て執筆専業となる。2004年『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞。著書に『下に見る人』『ユーミンの罪』『地震と独身』『裏が、幸せ。』『子の無い人生』『源氏姉妹(げんじしすたあず)』『ananの嘘』など多数。