既刊情報
ART GALLERY テーマで見る世界の名画 10
象徴と寓意 見えないもののメッセージ
責任編集/伊藤博明
判 型:菊6取判
頁 数:100ページ
ISBN:978-4-08-157080-5
価 格:本体5,000円+税
発売日:2018年6月15日
隠された意味を探るスリリングな愉しみ
目に見えないものを主題として描かれた絵画。愛、死、美徳、正義、嫉妬……。そこに込められたさまざまなイメージを読み解く。
〈目次〉
第1章 生と死
第2章 徳と罪
第3章 自然と芸術
第4章 運命と現実
「象徴と寓意」の系譜/伊藤博明(専修大学教授)
★エッセイ=AならばB、BならばA/小川洋子(作家)
★ある視点=象徴なき、寓意なき革命/亀山郁夫(ロシア文学者/作家)
★ギャラリー・トーク=タイトルと解釈/渡辺晋輔(国立西洋美術館)
●主な収録作品
《生きる喜び》アンリ・マティス
《愛の園》ペーテル・パウル・ルーベンス
《接吻》グスタフ・クリムト
《人生》パブロ・ルイス・ピカソ
《叫び》エドワルド・ムンク
《白貂を抱く婦人の肖像》レオナルド・ダ・ヴィンチ
《快楽の園》ヒエロニムス・ボス
《ゆでた隠元豆のあるやわらかい構造(内乱の予感)》サルバドール・ダリ
《コンポジションⅦ 》ヴァシリー・カンディンスキー
《3つの旗》ジャスパー・ジョーンズ
全63点
Photo: Bridgeman Images / DNPartcom
伊藤博明(いとう・ひろあき)
1955年北海道生まれ。専修大学教授。北海道大学大学院博士課程単位取得退学。専門は思想史・芸術論。著書に『ルネサンスの神秘思想』(講談社)『哲学の歴史4 ルネサンス』(編著、中央公論新社)、『ヨーロッパ美術における寓意と表象―チェーザレ・リーパ「イコノロジーア」研究』(ありな書房)、訳書に『ヴァールブルク著作集』( ありな書房)など。