既刊情報
ART GALLERY テーマで見る世界の名画 5
ヌード かぐわしき夢
責任編集/中野京子
判 型:菊6取判
頁 数:100ページ
ISBN:978-4-08-157075-1
価 格:本体5,000円+税
発売日:2018年1月15日
人体の美しさにドラマを求めて
人体の理想の美や躍動感、また悲劇性の象徴として追求されてきた裸体像。女性のみならず、男性ヌードの名作の数々も収載する。
〈目次〉
第1章 美の追求
第2章 主張するヌード
第3章 肉体のドラマ
「ヌード」の系譜/中野京子(ドイツ文学者/美術評論家)
★エッセイ=肉体と油彩/平野啓一郎(作家)
★ある視点=絵画の肉体性の発見/横尾忠則(美術家)
★ギャラリー・トーク=古代彫刻と修復/渡辺晋輔(国立西洋美術館)
●主な収録作品
《春(ダフニスとクロエ) 》ジャン=フランソワ・ミレー
《ポンペイ》ポール・デルヴォー
《ヘルガ「黒いベルベット」》アンドリュー・ワイエス
《キリスト昇架》ペーテル・パウル・ルーベンス
《家族》エゴン・シーレ
《自画像》フリーダ・カーロ
《ラオコーン》エル・グレコ
《ネヴァモア》ポール・ゴーギャン
《ふたりの男》フランシス・ベーコン
全69点
Photo © RMN-GP (musée du Louvre) / Thierry Le Mage / AMF-DNPartcom
責任編集/中野京子(なかの・きょうこ)
北海道生まれ。ドイツ文学者、美術評論家。西洋の歴史や映画・音楽を含め、芸術への深い造詣をもとに作品の背景にある人間ドラマをわかりやすく解き明かし、今までにはない絵画の深い読み方を提案する。テレビの美術番組に出演するなど、絵画の魅力を広く伝えている。著書に『怖い絵』シリーズ(角川書店)、『名画の謎』シリーズ(文藝春秋)、『はじめてのルーヴル』(集英社)など。