既刊情報
ART GALLERY テーマで見る世界の名画 1
ヴィーナス 豊饒なる愛と美の女神
責任編集/青柳正規、渡辺晋輔
判 型:菊6取判
頁 数:100ページ
ISBN:978-4-08-157071-3
価 格:本体5,000円+税
発売日:2017年09月28日
いつの時代も彼女が理想の美だった。
ボッティチェリからルノワールに至るまで、連綿と描かれ続けてきた
愛と美の女神ヴィーナスの系譜を新たなる視点で見る。
〈目次〉
第1章 美を体現する女神
第2章 天上の愛と地上の愛
第3章 豊饒と繁栄の象徴
「ヴィーナス」の系譜/青柳正規(前文化庁長官・東京大学名誉教授・山梨県立美術館館長)
★エッセイ=ヴィーナスのいない国から/橋本治(作家)
★ある視点=ヴィーナスになった女たち/鹿島茂(フランス文学者)
★ギャラリー・トーク=「帰属作」と「工房作」/渡辺晋輔(国立西洋美術館)
●主な収縁作品
《ヴィーナスの誕生》サンドロ・ボッティチェリ
《ヴィーナスの誕生》ウィリアム・ブグロー
《パリスの審判》ピエール・オーギュスト・ルノワール
《ヴィーナスの身支度》フランソワ・ブーシェ
《ヴィーナスと蜂蜜泥棒のキューピッド》ルカス・クラーナハ(父)
《愛の寓意》ブロンズィーノ
《プリマヴェーラ》サンドロ・ボッティチェリ
《ウルビーノのヴィーナス》ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
全65点
Photo: Bridgeman Images / DNPartcom
責任編集/青柳正規(あおやぎ・まさのり)
1944年大連生まれ。東京大学名誉教授、山梨県立美術館館長、日本学士院会員。東京大学大学院修了後、ローマ大学に留学。専門は古代ギリシャ・ローマ美術史。国立西洋美術館館長、文化庁長官を歴任。著書に『皇帝たちの都ローマ-都市に刻まれた権力者像』(中央公論新社・毎日出版文化賞)、『逸楽と飽食の古代ローマ』(講談社)、『文化立国論-日本のソフトパワーの底力』(筑摩書房) など。
責任編集/渡辺晋輔(わたなべ・しんすけ)
1972年神奈川県生まれ。国立西洋美術館主任研究員。東京大学大学院博士後期課程中退。専門はイタリア美術史。著書に『ジョットとスクロヴェーニ礼拝堂』(小学館)、『ポケットガイド-西洋版画の見かた』(国立西洋美術館)など。「イタリア・ルネサンスの版画展」「ウルビーノのヴィーナス展」「カポディモンテ美術館展」「ラファエロ展」「グエルチーノ展」などを企画担当(図録はすべて共著)。