Nonfiction

読み物

Photo Essay 惑星巡礼 角幡唯介

真昼間のカナック

更新日:2021/02/10

 イルリサットで陰性証明をもらい、なんとか飛行機に搭乗。今年もグリーンランド北部にやってきた。いつものように中心地カナックで悪天候(といっても曇っている程度なのだが)でヘリが飛ばず、目的地であるシオラパルクを目前に足止めを食らう。ただ、ここまで来たらコロナ禍で空路が閉じられても、最悪、地元民に犬橇で送ってもらえばいいので、もう大丈夫だ。
 カナックでのヘリ待ちは六日間におよんだ。十二月中旬は冬至がもうすぐで、おまけに雲があつく太陽の光はまったくとどかない。この時期の極夜は『極夜行』のとき以来、四年ぶりだが、こんなに暗かったっけ、と唖然とするほどの暗黒であった。

著者情報

角幡唯介(かくはた・ゆうすけ)

1976年北海道芦別市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、同大探検部OB。2010年『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』(集英社)で第8回開高健ノンフィクション賞、11年同作品で第45回大宅壮一ノンフィクション賞、第1回梅棹忠夫・山と探検文学賞。12年『雪男は向こうからやって来た』(集英社)で第31回新田次郎文学賞。13年『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』(集英社)で第35回講談社ノンフィクション賞。15年『探検家の日々本本』(幻冬舎)で毎日出版文化賞書評賞。

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