連載
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2024.03.27
東洋の至宝を欧米に売った美術商──山中商会と英国王室コレクション
もうひとつの『ハウス・オブ・ヤマナカ』朽木ゆり子
- 第1回 英国王室も山中商会から日本美術を購入していた
- かつて日本には東洋美術で世界を席巻した美術商がいた。「山中商会」。海外では、“ハウス・オブ・ヤマナカ”という名で知れ渡っており、明治以降、多くの日本を含む東洋の美術品の売買でその名を馳せていた。
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2024.03.27
失踪願望。
椎名 誠
- 第26回 芦ノ湖、コロッケ、誕生日
- 2月に85歳で亡くなった松本零士さんのお別れの会が開催された、と仕事仲間が教えてくれた。「銀河鉄道」といえばぼくの世代は「の夜」だが、若い人は「999(スリーナイン)」なのだなあ。
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2024.03.27
旅から生まれた名画
中野京子
- 第2回 心の旅
- 『怖い絵』シリーズなどでおなじみの作家・中野京子さんが、「旅」を切り口に西洋絵画を紐解く本連載。第2回はご本人の不思議体験もまじえた、ちょっと意外な「心の旅」です。画中の人物が恋焦がれる場所やここではないどこかへの誘いを画家はどう描いたか。ご注目ください。
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2024.03.27
ミクソヴァース ―変形菌たちの世界―より
増井 真那
- 第2回 共に生きる
- 「ボクは5歳のときから変形菌が好きで……」と話しだすと、エッという顔をする方が多く、「変形菌と暮らして17年になります」と言えば感心されたり、呆れられたり。我が家はミクソヴァース=変形菌の生きる世界でいっぱいなのです。この「変形菌生活」のお話をしようと思います。
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2024.03.27
惑星巡礼
角幡 唯介
- 第196回 追悼山崎さん
- 今年もシオラパルクに無事到着した。到着したのは例年通りでも、雰囲気はいつもとちがった。村の高台にあるヘリポートにはたくさんの村人が出迎え、握手をしたあと、皆、肩をぐっと強く抱き寄せ、「ヤマサキ、ナーガヨ」としみじみと嘆きの言葉をかけてくる。なかにはこらえきれず涙を流す人もいた。
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2024.03.27
あなをかし、3分でわかる! 「源氏物語」と紫式部
奥山 景布子
- 第12回 平安時代の結婚
- 「源氏物語」の主人公・光源氏は恋多き男、と言われます。のちに、複数の妻たちをひとつの屋敷に集めて住まわせたりもします。こういうイメージから平安時代の結婚は「一夫多妻」と思う方も多いですが、実は違う、という説もあるのです。
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2024.03.27
わん!ワールド ウィークリー占い
平賀 隆生
- 2024年3/27~4/2の運勢
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2024.01.17
いろいろな人のいろいろな色 色覚多様性をめぐって
川端 裕人
- <コラム>社会学者・徳川直人さんが見る「色覚異常問題」②
- 前回は、かつてわたしたちの社会で、色覚にまつわる「推論」が壮大な規模で駆動して、社会的な懸念が過剰に膨れ上がる一方、当事者が言葉を失っていく仕組みについて考えました。
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2023.12.06
いのちノオト
稲葉 俊郎
- 第6回 「はらわた」で考える
- わたしは医術と芸術とが極めて近い場所にいるという感覚を持っています。人が治癒するプロセスは、失われた全体性を回復するプロセスでもあるのですが、そのプロセスは芸術体験に近いと感じているからです。
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2023.08.30
読むダイエット
高橋源一郎
- 最終回 世界の果てで食べる
- 4月になって、長男が高校を卒業し、自宅に戻ってきた。彼は小学校2年の頃から、寮生活をおくってきたので、11年ぶりで自宅暮らしを開始したのである。びっくりだ。長男が家にずっといると不思議な気分になる。なんだか家人が増えたという感じだろうか。まあ、中学までは週末には戻ってきたし、高校生になってからは、夏休みや冬休みにはずっといたわけなのだが。
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2023.05.17
馬の帝国
星野博美
- 最終回 「ワールド・ノマド・ゲームズ(4)」
- 最終日は日曜日ということもあり、飲食スペースは立錐の余地もないほど混みあっていた。5人全員が座れる場所を確保するのは至難の業だ。すると田上さんに向かって手招きするグループがいた。コクボル会場にいた、キルギスの男たち5人組だ。そのうちの一人は、レスリング会場で審判を務めていた人だ。
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2023.02.15
教養としての脳科学
茂木健一郎
- 第3回 記憶の不思議
- 1.人間の脳の幅 人間の脳を研究する上では、その働きの「幅」が常に問題になる。 もちろん、研究をする際、いわゆる「普通」の脳に注目することは大切である。
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2022.10.26
まるごとバナナが、食べきれない
大久保 佳代子
- 第1回 冷水をぶっかけて取り戻したい、女の鮮度と賞味期限
- 一人暮らしをしていると、困るのが食材の賞味期限。家族でもいれば使い切れるんだろうけど、一人だと食ベ切れないから、どうしても余っちゃうから。