<刊行記念動画>
『50歳からのひとりごはん 少量・手抜き料理で生きていく!』
本多 理恵子さん
本多 理恵子さん
鎌倉の自宅カフェで料理教室を始めたのが2007年でした。
もともとカフェの集客のためでしたが、「料理が得意じゃない私の料理法」は予想以上に多くの共感を得て、全国からたくさんの方が通ってくださいました。
「料理が得意じゃないけど、毎日作り続けている」人たちがこれほどいることに驚き、自分が提供することが少なからず役に立っていることを嬉しく感じていました。
それから10年、たくさんの生徒さんと自分の思いをまとめた『料理が苦痛だ』は「料理レシピ本大賞 in Japan 2019」エッセイ賞を受賞。
その後も書籍や料理教室を通じ「家族のためのごはん作りを簡単にする」方法をご紹介してきました。
しかし、時は過ぎて子供が成人し、私の食生活スタイルも変化してきたのです。
家族のために作るごはんから、「ひとりごはん」が中心になりました。
家族の健康を担うという責任感から解放されると同時にモチベーションを失い、自分ひとりなら何でもいいという投げやりな気持ちになることが多くなりました。
しかし、まだまだ続く人生において「健康である」ということはとても大切です。
それには毎日の食事はとても重要です。
面倒くさいという気持ちと、これではいけない!という焦りで試行錯誤する中、たどりついたのが「基本は炭水化物一皿でもいい」という超シンプルな考えです。
気になる栄養バランスは数日間で調整すればいい、その日に出来るものを無理なく、そして少しだけ健康を意識して食べ繋いでいければいい。という考えに至りました。
もちろん時には気分次第で、手間暇かけた料理に没頭したりもします。
それも全て「誰かのため」という切羽詰まるものがないからこそ、束の間の贅沢時間として楽しめるのです。
そんな私の日常の料理や考え方をまとめたのが『50歳からのひとりごはん』です。
みなさんの「ひとりごはん」が無理なく食べ繋いでいけるように、この本が助けになれば嬉しく思います。
本多 理恵子
2007年より鎌倉の自宅カフェにて、手ぶらで参加できる料理教室「お気軽料理サロン」を主宰。その日にすぐ作りたくなるような簡単な家庭料理が好評で、参加人数はのべ1万3000人を超える。『料理が苦痛だ』(自由国民社)で「料理レシピ本大賞 in Japan」エッセイ賞受賞。近著に『ごはん作りの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)がある。
野菜ソムリエ。オリーブオイルソムリエ。
本ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
(c)SHUEISHA Inc. All rights reserved.