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ちばあきおを憶えていますか
昭和と漫画と千葉家の物語

千葉一郎

判 型:四六判
頁 数:208ページ
ISBN:978-4-08-781716-4
価 格:定価1,760円(10%税込)
発売日:2022年3月18日

ひたむきに描いた。ひたむきに生きた。
『キャプテン』『プレイボール』で知られる
ちばあきおの生涯を長男がたどる、初の評伝作品。

ちばてつや「あきおがいなくなって、わたしのその後の人生は本当に寂しくなった。(中略)
千葉家の人間は皆、個性的だ。だから、なおさら、あきおが欠けたあとは「1色足りない虹」のように思えてならない」(本書より)

ひたむきで明朗な少年たちを主人公に、「魔球」中心だった野球漫画に新たな境地を開いた『キャプテン』『プレイボール』で知られる漫画家ちばあきお。

長兄・徹彌(ちばてつや)を筆頭として、次男・研作(ちばてつやプロダクションマネージャー)、三男・亜喜生(ちばあきお)、四男・樹之(原作家・七三太朗)と、千葉家の四兄弟はみな漫画に関わり、日本の漫画史に燦然と輝く実績を残した一家である。
あきおは1984年に惜しくも亡くなったが、代表作の『キャプテン』の続編『キャプテン2』(コージィ城倉・作)が描き継がれ大ヒットしている。

なぜ連載開始から50年経った今も、多くの読者に愛されるのだろうか。
そしてあきおは、どんな思いを込めて、それらの作品を描いていたのだろうか。

ちばあきおの長男である著者が、漫画家の武論尊、里中満智子、江口寿史、高橋広、コージィ城倉、担当編集者、そしてちばてつやを始めとする千葉家の人々など、関係者へのインタビューを通して、在りし日の父の姿、そして日本の漫画史をも描き出す。

『キャプテン』連載開始50年の節目の年におくる、初の評伝作品。

<目次>
はじめに
第1章 1943〜58年
満州時代・終戦から引き揚げまで・漫画との出会い
第2章 1958〜72年
結婚・デビュー・『キャプテン』連載開始
第3章 1972〜79年
『プレイボール』連載開始・締め切りとの闘い
第4章 1979〜82年
休筆期間
第5章 1982〜84年
カムバック・最後の日々
第6章 1984年
ちばあきおの死
第7章 2017年〜
ちばあきお再び
第8章 2022年2月
ちばてつやが語る、ちばあきお
あとがき
年表

著者情報

千葉一郎

1975年東京都生まれ。ちばあきおの長男。2016年ちばあきお作品の企画・管理をするちばあきおプロダクションの代表を母より引き継ぎ、父の作品の商品化プロデュースに携わる。

ちばあきお

本名:千葉亜喜生。1943年旧満州・奉天(現中国遼寧省瀋陽)生まれ。長兄ちばてつやの影響を受け漫画家を志し、1967年『サブとチビ』(なかよし)でデビュー。1972年 『キャプテン』(月刊少年ジャンプ)が大ヒット。続く『プレイボール』(週刊少年ジャンプ)も併せて野球漫画に新たな地平を開く。1977年両作品で第22回小学館漫画賞を受賞。1984年逝去。享年41。

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