撮影:高橋 曻
殺し屋ピラーニャ。跳躍するトクナレ。疲れを知らぬファイター黄金魚(ドラド)。そして淡水最大の巨魚ピラルク——。驚きを求めてさまよい続けるブラジル・フィッシングの旅。釣りのみならずブラジルの文化と風俗、文明論まで美しい写真とともに存分に綴った65日、驚異の16,000キロ。
※デザインは変更になる場合があります
特別編集ブックレット内容
- メイキング・ドキュメント『オーパ!』全証言
- 特別寄稿 角幡唯介/藤原新也
- 再録 夢枕 獏『オーパ!』旅する文豪、釣りする小説家
- 再録 対談 開高 健×植村直巳「男」はヘミングウェイのように
- 開高 健 旅の年譜
開高 健(かいこう たけし 1930-1989)
大阪府生まれ。大阪市立大学卒。23歳で壽屋(現サントリー)宣伝部に入社し、広報誌『洋酒天国』を企画、大ヒットさせる。26歳で小説『パニック』を発表、翌年『裸の王様』で第38回芥川賞受賞。33歳で朝日新聞社臨時海外特派員としてベトナム戦争に従軍。『ロビンソンの末裔』『輝ける闇』『夏の闇』などの小説で文学界に輝かしい業績を築く一方、ルポ『ベトナム戦記』や釣り紀行『オーパ!』など、ノンフィクションの傑作も残した。
“行動する表現者”として旺盛な探究心で精力的に活躍したが、食道癌により58歳で永眠。
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アブ社のリール
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「オーパ!」取材ノート
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いろとりどりのルアー
撮影:すずきたけし