『わん！ワールド占い』では、古代中国で生まれた陰陽五行説に基づき、人間社会を「木・火・土・金・水」の５つの犬種グループに分類します。そしてこの犬種グループにはそれぞれ明確な個性があります。

　たとえば「木のわんこ」は思慮深く分析力に優れ、「火のわんこ」は強い意志と集中力を持ち、「土のわんこ」は物事を安定させる能力があり、「金のわんこ」は感受性が豊かで発想力に長け、「水のわんこ」はマイペースで常識にとらわれない、といった具合です。

　これは、その人の性格や価値観はもちろん、趣味嗜好、恋愛の傾向、そして仕事の適性にもあらわれます。

　つまり、この５つのグループそれぞれの個性を理解しておけば、ビジネスや恋愛といったシチュエーションごとに、どのように交渉すれば相手を説得できるのか、どうアプローチすれば仲良くなれるのかがわかります。

　それが『わん！ワールド占い』的 人間関係攻略法です。

　会社や学校での人間関係や、恋愛や夫婦、親子の関係に悩んでいるという場合は、是非、この攻略法を活用していただければと思います。

　今回はその第１回として「木のわんこ」（ダルメシアン、ジャックラッセルテリア、ビーグル）の攻略法を紹介いたします。

「木のわんこ」は、大地に根を張り高みから周囲を見下ろす木のように、物事や人間を観察し、分析するという特性を持っています。ゆえに洞察力が高く、思慮深い反面、やや警戒心が強いところがあり、そこをどう攻略するかがポイントになります。

・ビジネスの場合

　プロ意識が高く、職人気質の人が多い「木のわんこ」は、ビジネスにおいてはやりやすい相手です。引き受けたことを途中で投げ出したりしませんし、納期もきっちり守ります。
　しかも理性的に物事を判断するので、仕事の交渉や依頼はやりやすく、引き受けてくれさえすれば、こちらの要望や期待には、十分すぎるくらいに応えてくれます。
　ただし、職人気質ゆえに「できない」「手に余る」と判断した仕事は、きっぱり断ってきます。一度決めた判断が覆ることはほとんどなく、情にも流されないので、食い下がっても徒労に終わります。
　この場合、効果があるのは「報酬を増やす」ことです。現実主義的な面がある「木のわんこ」に泣き落としは通用しませんが、条件交渉には前向きに対応してくれるはずです。

・恋愛の場合

　観察と分析を得意とする「木のわんこ」は、恋愛については慎重です。相手の容姿が好みであっても、ひと目惚れをするということは少なく、じっくり会話を重ねながら、相手を理解しようとします。
　そのため、こちらから口説こうとすると、煮え切らない態度を取ったり、曖昧なことを言ったりします。特に「ダルメシアン」は警戒心が強く、相手の資質を見極めてからでなくては動かないので、連絡先を聞き出すのにも苦労するかもしれません。
　それでも、はっきり「ノー」と言われない限り、まったく脈がないわけではないのです。なので、デートの誘いを断られても諦めず、一定の時間を置いてまた声をかけてみましょう。
　最も成功率が高い方法は「食事に誘う」こと。「木のわんこ」は情報通なので、美味しい店の情報をいろいろ知っています。なので、店選びを相手にまかせる形で誘うのがポイントです。

・仲良くなるには

　まず大事なのは「ぐいぐい前に出ない」ことです。隠れて観察するのが好きな「木のわんこ」は、前に出てくる人には関心を持ちません。映画であれば、目立つ主役より脇役や端役に興味を持つタイプなので、初対面の時は控えめにしていた方がいいでしょう。
　空気を読む「木のわんこ」は、控えめな人に対しては気をつかって話しかけてきます。そうしたら快く会話に応じましょう。ここでも喋りすぎないようにするのがポイントです。
　会話で情報を引き出すのが得意な「木のわんこ」は、寡黙な人に対しては、いろんな話を振ってきます。そこで好きな音楽やスポーツなど共通の話題が見つかれば、一気に距離が縮まります。
　もし共通の話題が見つからなくても、振られた話に理解や共感を示せば、察しのいい「木のわんこ」はあなたに好印象を持つはず。それを積み重ねていくことが、仲良くなるための一番の近道です。