『わん！ワールド占い』では、その人の誕生日（生年月日）の六十干支（ろくじっかんし）から、生まれ持った運命と特性を、古代中国から伝わる陰陽五行説に基づいて「木」「火」「土」「金」「水」という５つのグループに分け、さらに15種類の犬種に分類します。
　そしてこの15犬種には、それぞれ明確な個性があるのです。

　そこで、今回は、15犬種のうち、スポーツや芸術、芸能など、さまざまな分野で、すば抜けた“天賦の才能”を持つ「天才わんこ」のベスト３を、ご紹介したいと思います。

　第３位は「火のわんこ」の柴犬。「火」には「エネルギッシュで、勝負強い」という性質がありますが、その中でも、ここ一番の「閃き」と「発想力」に秀でているのが柴犬です。

　柴犬はすべての犬のルーツである「狼」に近いとされる犬種であり、優れた「野性の勘」を持っています。その「野性の勘」がもたらす「閃き」が、柴犬特有の高い集中力と結びつき、誰も思いつかないような、発想や表現を生み出すのです。

　柴犬の有名人といえば、抜群の勝負強さと「閃き」を持つ“天才棋士”、藤井聡太七冠（2002.7.19）、ここ一番に強くワールドカップのアジア人最多得点記録を持つ、サッカー選手の本田圭佑さん（1986.6.13）。「Ｍ－１グランプリ」「Ｒ－１ぐらんぷり」双方の王者で、最近ますます注目を集める芸人の粗品さん（1993.1.7）も柴犬です。

　第２位は「土のわんこ」のボーダコリー。陰陽五行説の「土」は「大地」のことを意味し、鉱物や穀物など「万物を育む（生み出す）」という性質を持っていますが、その中にあって、最もクリエイティブな能力に優れているのが、ボーダーコリーです。

　そして、15犬種の中で最も知能が高いとされるボーダーコリーは、頭脳明晰で先見の明があり、時代を先取りすることにも長けています。ゆえに、それまでなかった新しいジャンルやシステムを作り出し、それを広める「先駆者」になることも少なくありません。

　ボーダーコリーの有名人には、現代のJ-POP界きってのヒットメーカーであり、ボーカロイドを使った曲作りの先駆けの一人である、米津玄師さん（1991.3.10）、AKB48グループのプロデューサー兼作詞家として一時代を築いた秋元康さん（1958.5.2）、そして「Facebook」を立ち上げた、実業家のマーク・ザッカーバーグさん（1984.5.14）などがいます。

　第１位は「水のわんこ」のゴールデンレトリバー。「流れを生む」のが得意な「水のわんこ」の中でも、後の時代にまで影響を与えるような「流行を作る」ことができるのが、ゴールデンレトリバーです。

　子供の頃から突出した才能を持ち、感性が豊かで、自分の個性をアピールすることが得意。そのため、文章でも音楽でも、エモーショナルな表現に長けていて、それが多くの人々の心をつかみ、流行を作り出します。

　また、その流行が、大きな川の流れのように長く続くのも、ゴールデンレトリバーの特徴のひとつ。時代や世代を問わず、末長く愛される、普遍的な作品を創り出すことができるという意味では、ゴールデンレトリバーの右に出るものはいないでしょう。

　ゴールデンレトリバーの有名人には、マンガ界では『鉄腕アトム』の手塚治虫さん（1928.11.3）と『ONE PIECE』の尾田栄一郎さん（1975.1.1）という新旧のカリスマがいます。音楽界では矢沢永吉さん（1949.9.14）と宇多田ヒカルさん（1983.1.19）、アニメ界では『君の名は。』の新海誠監督（1973.2.9）など、日本を代表する“天才”クリエーターがずらりと並んでいます。