特集コラム

『わん!ワールド占い』的「大谷翔平」

第5回

更新日:2024/03/20

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『わん!ワールド占い』では、古代中国で生まれた陰陽五行説に基づき、人間社会を「木・火・土・金・水」の5つの犬種グループに分類します。そしてこの5つのグループ同士にはそれぞれ明確な相性が存在します。

 たとえば「水は木を育てる」ので「水」と「木」のグループは相性がよく、「木が燃えることで火を生じる」ので木と火のグループは相性がいい。でも「水は火を消してしまう」から「水」と「火」のグループは相性が悪いといった具合です。

 これは会社や学校はもちろん、芸能界やスポーツの世界の人間関係にもそのままあてはまります。

 そこで今回は、その一挙手一投足が日本、いや世界中の熱視線を集める、スポーツ界のスーパースター、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手と、彼を取り巻く人間関係について、『わん!ワールド占い』的考察をしてみたいと思います。

 まずは、1年前に日本中を歓喜の渦に包み込んだ、侍ジャパンのWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)優勝の時の人間関係から、振り返ってみましょう。

“水”のわんこグループ

コーイケルホンディエ
大谷翔平(1994.7/5)

 大谷翔平選手自身はコーイケルホンディエで、水のわんこグループに属します。愛犬デコピンの犬種が、まさにコーイケルホンディエですね。相性がいいのは「木」と「金」。相性が悪いのは「火」と「土」のわんこです。
 そして、大谷選手と共にWBC優勝の原動力となったのが、選手を信じる采配を貫いた栗山英樹監督と、過去の経験を踏まえたアドバイスで精神的支柱となったダルビッシュ有選手ですが、この2人を見てみると……

“火”のわんこグループ

柴犬
栗山英樹(1961.4/26)

“水”のわんこグループ

コーイケルホンディエ
ダルビッシュ有(1986.8/16)

 なんと、栗山監督は「火」のわんこの柴犬。「水」のわんこの大谷選手とは「水が火を消す」最悪の相性です。
 おそらく、勝負にこだわる柴犬にとって、良くも悪くもマイペースなコーイケルホンディエは、かなりコントロールしにくい存在だったはず。栗山監督は大谷選手について「あまのじゃく」な一面があるとインタビューでこぼしたりしていました。
 一方でダルビッシュ有選手は大谷選手と同じコーイケルホンディエ。一緒の犬種同士は意気投合することもあるのですが、この2人のように「水と水」の場合は交わることを嫌うため、対立するか、距離を置く傾向にあります。

 実は、大谷選手と栗山監督、ダルビッシュ選手との関係は、決して良いとは言えなかったのではないかと推察します。それでもチーム内の人間関係が崩れることがなかった背景には、ひとりの人物の存在があります。
 それは、ラーズ・ヌートバー選手です。

“木”のわんこグループ

ジャックラッセルテリア
ラーズ・ヌートバー(1997.9/8)

 ヌートバー選手は木のわんこのジャックラッセルテリア。「木」は「水」とも「火」とも相性がいい唯一の五行で、水と火、あるいは水と水の間に立ち、緩衝材の役割を果たすのにはうってつけなのです。
 実際に、ヌートバー選手が大谷選手はもちろん栗山監督やダルビッシュ選手とも親しく接し、ムードメーカーとなったことで、侍ジャパン全体に一体感が生まれました。ヌートバー選手が“陰のMVP”と呼ばれ、胴上げまでされた真の理由は、ここにあるのではないでしょうか。

 そして不思議なことに、大谷選手の新天地であるロサンゼルス・ドジャースでの人間関係も、侍ジャパンの時と同じような様相を呈しています。

“火”のわんこグループ

柴犬
マーク・ウォルター ※球団オーナー (1960.1/1)

“火”のわんこグループ

柴犬
ウィル・スミス ※捕手 (1995.3.28)

“水”のわんこグループ

コーイケルホンディエ
デーブ・ロバーツ ※監督 (1972.5/31)

 ドジャースを運営する投資顧問会社のCEOで実質的なオーナーのマーク・ウォルター氏と、チームの主力選手で正捕手のウィル・スミスは、栗山監督と同じ柴犬。チームを率いるデーブ・ロバーツ監督はダルビッシュ選手と同じコーイケルホンディエ。主要人物の犬種が侍ジャパンの時と同じですね。
 中でもウィル・スミス選手は、捕手として将来的に大谷投手とバッテリーを組む可能性が高いので、「水と火」の相性の悪さが、試合に影響を及ぼすこともありえます。

 ところがここにも、人間関係の緩衝材となってくれる存在がいるのです。
 それは、大谷選手の専属通訳を務める水原一平氏です。

“木”のわんこグループ

ダルメシアン
水原一平(1984.12/31)

 水原氏は、ヌートバー選手と同じ木のわんこのダルメシアン。通訳としてオーナーとの交渉の場も、監督や選手との会話の時も、大谷選手との間に入り、緊張を和らげているはずです。
 仮に大谷投手とウィル・スミス捕手の間に考え方の齟齬があったとしても、水原氏がいれば、波風が立たないように調整できるでしょう。ドジャースで活躍するためにこんなに心強い存在はいないかもしれません。
 アスリートとしての突出した才能だけでなく、人間関係においても、その場その場でベストなパートナーを引き寄せてしまうところに、大谷翔平選手の類い稀な運の強さを感じます。

 パートナーといえば、今、大谷選手をめぐる最もホットな話題は、2月末に自身のインスタグラムにて発表された「結婚」です。その後、ドジャース球団の公式エックスで2ショット写真が公開されましたが、お相手はやはり、噂になっていた元バスケットボール選手の田中真美子さん。女子バスケ日本代表候補に選出された経験もあるアスリートです。そこで真美子さんのプロフィールを元に占ってみると……

“木”のわんこグループ

ジャックラッセルテリア
田中真美子さん

 なんと真美子さんも木のわんこ。しかもヌートバー選手と同じジャックラッセルテリアです。
 ジャックラッセルテリアの「仲良しわんこ」がコーイケルホンディエであることでもわかるように、大谷選手とは「結婚相手としてこれ以上はない」と断言していいほどの相性の良さです。
 ジャックラッセルテリアの魅力はその献身性の高さ。真美子さんは今後、さまざまな場面で大谷選手を万全にサポートしていくことでしょう。
 最高の伴侶を得た大谷選手は、間違いなく幸せな家庭を築き、メジャーリーガーとしても存分に活躍できるはず。改めて、大谷選手の「引きの強さ」に驚かされます。(※2024年3月20日公開)

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