特集コラム

わん!ワールド占いで読み解く芸能界・お笑い編

第1回

更新日:2024/01/17

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 古代中国で生まれた陰陽五行説では、人間の気質を「木・火・土・金・水」の5つに分類します。『わん!ワールド占い』は、これに基づく形で、人間社会を5つの犬種グループ・15種の犬に分類します。
 この5つの要素にはそれぞれ明確な相性が存在し、これを読み解くことにより、世の中の様々な出来事の真相がわかるのです。
 その好例として、日本のお笑い芸人の世界を、『わん!ワールド占い』的に分析してみましょう。

 面白いことに、これまでのお笑い界を牽引してきた「ビッグ3」と呼ばれるタモリビートたけし明石家さんまと、それに続く位置にいるダウンタウンとんねるずの4人、そして爆笑問題の太田光は、すべて“”と“”のわんこたちです。

“火”のわんこグループ

シベリアンハスキー
ビートたけし
太田光(爆笑問題)
柴犬
石橋貴明(とんねるず)

“水”のわんこグループ

コーイケルホンディエ
タモリ
明石家さんま
コッカースパニエル
松本人志/浜田雅功(ダウンタウン)
岡村隆史(ナインティナイン)
ゴールデンレトリバー
木梨憲武(とんねるず)

 “”のわんこグループに属する芸人たちの特徴は「批判精神」。世相や権力に対して批判的、風刺的、攻撃的な視点を持ち、それを笑いに変えていきます。
 舌鋒が鋭い分、失言や問題発言につながりやすのもこのタイプです。

 一方、“”のわんこグループに属する芸人たちは、形を持たない水のように、相手に対応して「変化」して、「流れ」を作るタイプ。“”には他の物質を溶かして取り込む作用があります。「他人をイジって笑いを生む」のも“”の特徴です。
 長らくバラエティ番組の中心にいた明石家さんまタモリは、どちらも“”のわんこであるコーイケルホンディエ。頭脳明晰な犬種で社交性が高く、状況判断に優れているので、ゲストに合わせて話を振る司会者には適任です。

 そしてダウンタウンは2人とも、同じく“”のわんこであるコッカースパニエル。聴覚や嗅覚といった感覚のセンサーが発達した鳥猟犬で、反射神経は抜群。そのセンサーの鋭さが、時代とマッチしたのでしょう。

 ところが今、この“”のわんこグループと“”のわんこグループの芸人たちにとって、これまでと同様の芸風ではやりにくい時代が訪れているのかもしれません。
 地上波のテレビ番組が「コンプライアンスを重視」するようになり、失言のリスクがある“”の芸人や、他人のコンプレックスなどをイジりがちな “”の芸人を使いにくくなってきたのがその理由です。

 そこで一気に台頭してきたのが“”のわんこグループです。

“土のわんこグループ

ボーダーコリー
伊達みきお(サンドウィッチマン)
ジャーマンシェパード
富澤たけし(サンドウィッチマン)
川島明(麒麟)
ブルドッグ
上田晋也(くりぃむしちゅー)

 “”のわんこグループには“”や“”ほどの自己顕示欲がなく、爆笑を取るというタイプではないのですが、物事を「着地させる」という特性があり、ざわざわした場を鎮めたり、落ち着かせたりすることは得意。なので、調整力が必要なバラエティ番組の司会にはぴったりと言えます。

 2021年の「TV番組出演ランキング」の総合1位であり、今もバラエティ番組で見ない日はないと言われるサンドイウィッチマンは、伊達みきおボーダーコリー富澤たけしジャーマンシェパードと、どちらも“”のわんこグループです。
 ボーダーコリーは最も知能が高い犬種と言われ、場の空気を読む能力に長けています。明るく社交的ですが、他人のテリトリーに踏み込むことはしないので、ゲストが喋りやすい雰囲気を作ります。なのでスタッフからの信頼も厚いはず。
 そしてジャーマンシェパードは警察犬や災害救助犬として知られ、頭がよく判断力に優れた犬種。見た目は少しコワモテですが、一歩引いて相手を立てる優しさを持っています。

 ここに挙げていない中では、加藤浩次、千鳥のノブジャーマンシェパード。みんなバラエティ番組の司会として重宝されている芸人たちです。

 「多様性の時代」を迎え、あらゆる人を傷つけない番組づくりが求められている今、“”のわんこグループに属する芸人たちは、ますます不可欠な存在になっていくことでしょう。

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