犬は現代人にとってかけがえのないパートナー。 今、犬を家族として迎える人がますます増えています。
古来、日本において犬は神々のメッセージを伝える“神使”と考えられてきました。神社に狛犬(こまいぬ)と呼ばれる左右一対の犬の像が置かれていることがその証です。
『わん!ワールド占い』は、そんな犬たちの姿を借りながら人間社会を読み解いていく、全く新しい試みです。
『わん!ワールド占い』は、その人の誕生日(生年月日)の六十干支(ろくじっかんし)から、その人の生まれ持った運命と性格を、古代中国から伝わる陰陽五行説に基づく納音(なっちん)によって分類します。すべての人を木・火・土・金・水という5つのグループに分け、さらに15種類の犬に当てはめて占うのです。
納音とは、平安時代の陰陽師たちも用いた非常に完成度の高い占法のこと。そして六十干支とは、子(ネズミ年)や丑(ウシ年)といった十二支と、甲(きのえ)乙(きのと)などの十干(じっかん)を組み合せたもののことです。
ゆえに、四柱推命をベースとした、従来の「動物占い」や「六星占術」などとは占法、分類法が大きく異なり、一線を画するものになっています。
陰陽五行説は、自然界のあらゆるものは「木・火・土・金・水」の5つの要素から成り立っているという考え方です。そしてこの5つの要素には、下の図のように、それぞれ明確な相性が存在します。
中国や日本の権力者たちは、古くから陰陽五行説を人事や外交などに利用してきました。人事においては自分と相性のいい家臣を選び、外交においては相性のいい権力者と同盟を結ぶといった具合です。そして相性の悪い相手との交渉の場には、双方と相性のいい五行を持つ人物を間に立ててきました。そうした由緒ある長い歴史を背景に持つのが、この『わん!ワールド占い』なのです。
私たちの社会は、多種多様な人間が複雑に絡み合い、ひとつの世界(ONE WORLD)を形成しています。神の使いである犬たちを案内役として、世界の摂理を読み解き、あなたの人生を幸運へと導く『わん!ワールド占い』。政治や人間関係、そして恋愛関係にも非常に有効な、最強の人間関係攻略ツールなのです。
- プロフィール
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平賀隆生(ひらが・りゅうせい)
占術占法研究家。幼少期から数多くの心霊体験や神秘体験を重ね、10代後半から本格的に占術占法の研究を始める。姓名判断、四柱推命に通じるほか、若くして身に付けた手相占いでは、かつてホルヘ・ルイス・ボルヘスやカート・ボネガットなど、世界的作家の手相を診た経験も。近年では特に、驚異の的中率を誇る秘術「納音(なっちん)占い」の世界を究め、執筆活動を行う。日本の伝統料理と骨董に一家言のある趣味人。愛犬家。
【イラスト】
川原瑞丸(かわはら・みずまる)イラストレーター。雑誌・書籍の挿絵や装画、絵本など、多方面にて活躍中。作画を担当した絵本『だいじだいじどーこだ?』(遠見才希子作)がロングセラーに。絵本作画の最新刊は『ことばえらびえほん ふわふわとちくちく』(齋藤孝 ・監修)。愛犬家。