新着記事
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2025.09.17 更新
心とからだを幸せにする性知識イミダス
性知識イミダス:スポーツとジェンダーの関係を考える~(後編)
スポーツは「男女二分法」を乗り越えることができるのかイミダス編(構成・文/加藤裕子)
imidas
「強く健康でたくましい」男性を理想としたスポーツは、現在、女性にも門戸を開いている。しかし、「女性は男性より劣る」という近代スポーツの価値観は根強く、そのことによる不公平はいまだ解消されていない。また、「男と女」を厳密に区別するスポーツのあり方は、急激に性についての価値観を変えてきた社会とのギャップに直面している。
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2025.09.10 更新
惑星巡礼
角幡 唯介
連載
第231回 血に群がる犬
犬橇(いぬぞり)の旅ではつねに餌の確保が問題となる。狩りをして手に入れなければならないわけだが、十数頭の犬の餌を狩りでまかなうのはなかなか大変だ。ただ、4月下旬にはいり海豹(あざらし)が氷上にあらわれるようになると、餌の心配はほぼなくなる。 -
2025.09.03 更新
わたしの骨はどこへいく?
安田 依央
連載
第8回 第三章 墓は消え 骨は残る ②
もう一つ、人口減少によって起こったことがある。ひとりっ子同士の結婚だ。これ、一昔前なら、周囲がこぞって反対しただろう。もしかすると若い人にはピンとこないかも知れないが、つい数十年前、私が二十代の頃はまだ、結婚に際して家同士の釣り合いだとか、跡取りの有無などが問題になっていた。 -
2025.08.27 更新
旅から生まれた名画
中野 京子
連載
第19回 遍歴の騎士たち
日本の武士による「武者修行」に似て、ヨーロッパの若い騎士たちも、各地の馬上槍試合に参加するなど腕試しをしつつ、理想の騎士道、冒険、新たな知見などを求め、自己研鑽のために遍歴していた時代があった。 -
2025.08.27 更新
いのちノオト
稲葉俊郎
連載
第2部 第1回 人生に「恋」と「迷子」の効用を
世界の底流には「何か」が流れている。音もそのひとつの流れだ。音は境界を越えてやってくるものだから。いのちの音の響きに、そっと耳を傾けてみる。「みずから」創造することもあれば、「おのずから」生まれてくることもある。「みずから」と「おのずから」のあわいを生きる中で、人生の創造の瞬間をいま体験している。 -
2025.08.20 更新
失踪願望。
椎名 誠
連載
第41回 朦朧、ミシリ、アイソトープ 二〇二四年九月
熱が下がらない。少し眠るとラクにはなるので、その間に原稿やゲラに最低限の手を入れ事務所のWさんに託す。原稿を書く気力がない。 -
2025.08.20 更新
大久保佳代子のほどほどな毎日
大久保 佳代子
連載
第11回 気を遣わず、手軽に寂しさを埋めてくれる、スマホが私のちょうど良い「相棒」
今でこそ、誰もが当たり前のように使っているLINEやメールですが、私はむやみやたらに使いません。基本、やり取りは業務連絡や飲みのスケジュール合わせが中心。無駄な会話を交わすっていうことがほとんどないんですよ。 -
2025.08.20 更新
対談連載 沖縄にとって「戦後」とは何か
目取真俊×木村元彦
連載
第1回 沖縄から見える台湾の民主化と経済発展
芥川賞を受賞した『水滴』は勿論、鮮烈な表現で沖縄の痛みや暴力を描き続けてきた作家、目取真俊。作家としての地歩に勝ると劣らず彼を印象付けてきたのは、辺野古や高江 における地道な抗議活動であった。
連載
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2025.09.10
惑星巡礼
角幡 唯介
- 第231回 血に群がる犬
- 犬橇(いぬぞり)の旅ではつねに餌の確保が問題となる。狩りをして手に入れなければならないわけだが、十数頭の犬の餌を狩りでまかなうのはなかなか大変だ。ただ、4月下旬にはいり海豹(あざらし)が氷上にあらわれるようになると、餌の心配はほぼなくなる。
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2025.09.03
わたしの骨はどこへいく?
安田 依央
- 第8回 第三章 墓は消え 骨は残る ②
- もう一つ、人口減少によって起こったことがある。ひとりっ子同士の結婚だ。これ、一昔前なら、周囲がこぞって反対しただろう。もしかすると若い人にはピンとこないかも知れないが、つい数十年前、私が二十代の頃はまだ、結婚に際して家同士の釣り合いだとか、跡取りの有無などが問題になっていた。
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2025.08.27
旅から生まれた名画
中野 京子
- 第19回 遍歴の騎士たち
- 日本の武士による「武者修行」に似て、ヨーロッパの若い騎士たちも、各地の馬上槍試合に参加するなど腕試しをしつつ、理想の騎士道、冒険、新たな知見などを求め、自己研鑽のために遍歴していた時代があった。
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2025.08.27
いのちノオト
稲葉俊郎
- 第2部 第1回 人生に「恋」と「迷子」の効用を
- 世界の底流には「何か」が流れている。音もそのひとつの流れだ。音は境界を越えてやってくるものだから。いのちの音の響きに、そっと耳を傾けてみる。「みずから」創造することもあれば、「おのずから」生まれてくることもある。「みずから」と「おのずから」のあわいを生きる中で、人生の創造の瞬間をいま体験している。
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2025.08.20
失踪願望。
椎名 誠
- 第41回 朦朧、ミシリ、アイソトープ 二〇二四年九月
- 熱が下がらない。少し眠るとラクにはなるので、その間に原稿やゲラに最低限の手を入れ事務所のWさんに託す。原稿を書く気力がない。
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2025.08.20
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- 第11回 気を遣わず、手軽に寂しさを埋めてくれる、スマホが私のちょうど良い「相棒」
- 今でこそ、誰もが当たり前のように使っているLINEやメールですが、私はむやみやたらに使いません。基本、やり取りは業務連絡や飲みのスケジュール合わせが中心。無駄な会話を交わすっていうことがほとんどないんですよ。
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2025.08.20
対談連載 沖縄にとって「戦後」とは何か
目取真俊×木村元彦
- 第1回 沖縄から見える台湾の民主化と経済発展
- 芥川賞を受賞した『水滴』は勿論、鮮烈な表現で沖縄の痛みや暴力を描き続けてきた作家、目取真俊。作家としての地歩に勝ると劣らず彼を印象付けてきたのは、辺野古や
高江 における地道な抗議活動であった。
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2025.07.23
『テクノ封建制』を読む
大澤真幸(社会学者)
- 第6回 『テクノ封建制』を読む 大澤真幸先生インタビュー【後編】
- いま「テクノ封建制」という言葉が注目を集めている。ギリシャの経済学者であるヤニス・バルファキス氏が提唱したキーワードで、2020年代のさまざまな世界的変動を解き明かすカギになると期待されている。
インタビュー
&
トピックス
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2025.07.16
作家・安田依央インタビュー
ネオ終活エッセイ「わたしの骨はどこへいく?」を
書かずにはいられなくなった理由安田依央
このたび「集英社学芸の森」で連載がスタートした「わたしの骨はどこへいく?」は、作家・安田依央さんが、自分自身の「骨の行方」を真剣に考えようとする異色のエッセイだ...
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2025.06.11
『孫と遊んで若返る! 老化予防82の秘密』刊行記念
池田紅玉先生インタビュー
「紅玉式」で子どもの地頭を伸ばすには池田紅玉
孫育てのノウハウを体系的に解説した画期的な実用書『孫と遊んで若返る! 老化予防82の秘密』が4月に発売になりました。バイリンガル子育て...
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2025.05.07
『ノンバイナリー協奏曲 「もう息子と呼ばないで」と告白(カミングアウト)された私の800日』刊行記念インタビュー
アミア・ミラー
今年の1月に出版された『ノンバイナリー協奏曲』は、子どもからノンバイナリーだとカミングアウトされ、戸惑いながらも何とか受け入れようともがく母親の葛藤の日々を描いたエッセイだ。著者の...
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2025.03.05
『家父長制の起源』刊行記念 上野千鶴子氏×佐藤文香氏対談【後編】
上野千鶴子(社会学者)×佐藤文香(社会学者)
【後編】2024年4月から9月にかけて放送された、NHK連続テレビ小説『虎に翼』。同作は男女不平等をめぐる多くの矛盾や不条理を真正面から扱い、話題を集めた。物語の中で重要なキーワードとなったのが「家父長制」...
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2025.03.05
『家父長制の起源』刊行記念 上野千鶴子氏×佐藤文香氏対談【前編】
上野千鶴子(社会学者)×佐藤文香(社会学者)
【前編】2024年4月から9月にかけて放送された、NHK連続テレビ小説『虎に翼』。同作は男女不平等をめぐる多くの矛盾や不条理を真正面から扱い、話題を集めた。物語の中で重要なキーワードとなったのが「家父長制」...
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2025.02.05
観る将注目! 棋士と着物の深~い関係【2024SUMMER】
白瀧呉服店で髙見泰地七段と佐々木大地七段がトークショー加藤裕子
3年目となった【棋士と和服】プレミアムトークショー((株)ねこまど・白瀧呉服店共催)に今回登壇したのは髙見泰地七段と佐々木大地七段。プライベートで一緒に旅行に行くなど普段から仲が良いことで知られ...