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共謀 トランプとロシアをつなぐ黒い人脈とカネ

ルーク・ハーディング

判 型:四六判
頁 数:408ページ
ISBN:978-4-08-781658-7
価 格:本体2,300円+税
発売日:2018年03月26日

トランプの側近たちが、いつどこでロシア側と接触していたのか。
具体的な事実を積み重ねながら、疑惑の闇を少しずつ照らしていく。

「傑作だ。この国のことを気にかけているならば、ぜひ読むべき本だ!
よくここまで調べ上げ、まとめたものだと感嘆している」――ジョン・ル・カレ

「トランプ政権誕生の背景に「共謀」はあったのか。ロシア諜報の闇を追う」
――古田大輔(BuzzFeed Japan 創刊編集長)

「トランプ、トランプの側近、ロシアの間には密な人間関係のネットワークが形成されていることを、多くのエビデンスで明らかにしている貴重な本。著者はロシアが1980年代からトランプに目をつけていた、と確信している」
――ミシェル・ゴールドバーグ(NYタイムズより)


 ロシアが2016年のアメリカ大統領選挙に介入していたのではないか、また、トランプ大統領は、ロシアとの共謀を隠蔽すべく、司法妨害したのはないか。この2点が問題となっている「ロシア疑惑」。トランプは、例によって「全くのでっち上げだ」と全否定している。ガーディアン紙の元モスクワ特派員である著者のルーク・ハーディングは、ロシア、イギリス、アメリカなどの情報源から全力で情報を収集。浮かび上がってきたのは、トランプの側近たちの多くが様々な形でロシアと関係があった事実だ。いつ、どこで、誰がロシア側の誰と会って、何をしたか。細かな事実を積み重ね、複雑な人間関係のネットワークを明らかにしていく。

目次
プロローグ 対面 機密文書を書いたクリストファー・スティールに接近
第1章 歴史の終わり、ではない なぜ、スティールがロシアの裏社会に食い込んで機密文書をまとめることができたのか
第2章 やつはちょっとバカなんだと思う カーター・ペイジ(トランプ政権の元外交政策顧問)とロシアの関係
第3章 公開と非難 機密文書「スティール文書」をバズフィードが公開
第4章 ハッキング ロシアのハッカーたちのサイバー攻撃の実態
第5章 ミーシャ将軍 マイケル・フリン(トランプ政権の元国家安全保障問題担当大統領補佐官)とロシアの関係
第6章 うさんくさい連中との付き合い ポール・マナフォート(トランプ陣営の元選対本部長)がウクライナで何をしてきたか
第7章 火曜の夜の虐殺 ジェームズ・コミー(元FBI長官)とトランプの間にあったこと
第8章 共謀 トランプーロシア間のルートはいかにしてできたのか
第9章 隷従 レックス・ティラーソン(国務長官)とロシアの関係
第10章 ロシアよりカネをこめて トランプから不動産を買ってきたロシア人たち
第11章 あるドイツ銀行の奇妙なケース トランプ―ドイツ銀行―ロシア
エピローグ
著者情報

(c)Louise Haywood-Schiefer

ルーク・ハーディング Luke Harding

記者、著述家。英紙『ガーディアン』海外特派員として高い評価を受ける。2007年から2011年まで同紙モスクワ支局長を務めた。冷戦終結以降、ソ連・ロシア政府が国外退去処分を下した最初の人物でもある。
 本書のほか、ノンフィクション分野で以下5作の著書がある。『A Very Expensive Poison: The Assassination of Alexander Litvinenko and Putin's War with the West(非常に高価な毒 アレクサンドル・リトヴィネンコ暗殺とプーチンの西側との戦争)』『スノーデンファイル : 地球上で最も追われている男の真実』『Mafia State: How One Reporter Became an Enemy of the Brutal New Russia(マフィア国家 記者はいかにして冷酷な新生ロシアの敵となったか)』(以上、単著)『ウィキリークス アサンジの戦争』(デヴィッド・リーとの共著)『The Liar: The Fall of Jonathan Aitken(嘘つき ジョナサン・エイトケンの失墜)』(デヴィッド・リー、デヴィッド・パリスターとの共著)。
 このうち2作はハリウッドで映画化された。『ウィキリークス』を原作とするドリームワークスの『フィフス・エステート/世界から狙われた男』は2013年(日本未上映)に、『スノーデン・ファイル』を原作としたオリバー・ストーン監督による伝記映画『スノーデン』は2016年(日本では2017年)にそれぞれ公開された。また『A Very Expensive Poison』の舞台版が近く上演される予定。著書は30言語に翻訳されている。フリーランス記者である妻のフィービー・タプリンと、二人の子どもとともにロンドン近郊在住。

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