謹んで令和元年台風災害のお見舞いを申し上げます。
度重なる台風により被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。
また、被災地等におきまして、避難生活や復興の支援など様々な活動に全力を尽くしていらっしゃる方々に、深く敬意と感謝の意を表しますとともに、
一日も早く復旧がなされますよう心よりお祈り申し上げます。
(株)集英社
既刊情報
『野わけ』は京都を舞台にしたものでは、著者初めての小説。
主人公、有沢迪子は24歳、京都にある血液センターの検査技師として働いている。同センターの部長で迪子の上司である 阿久津恭造35歳とは、2年前から不倫の関係にある。きっかけは、阿久津の仕事を迪子が率先して手伝ったことからだが、年の差のある二人の愛は、今や安定しているかのように見える・・。若い女性の愛は、時として相手の男性やその家族までも翻弄することがある。妻とは別れる気がないけれど、同じ職場の若い迪子への愛も捨てたくはない、そんな身勝手な男に、迪子がふと思いついた、いたづら、とは・・?そしてそのことをきっかけに、二人の関係は急速に変わっていく。初夏から秋、野わけの吹く季節にかけての美しい京都を舞台に、不倫の愛につきまとう喜びと苦しみ、底知れない虚しさを、卓越したリアリティーで描く恋愛小説。
主人公、有沢迪子は24歳、京都にある血液センターの検査技師として働いている。同センターの部長で迪子の上司である 阿久津恭造35歳とは、2年前から不倫の関係にある。きっかけは、阿久津の仕事を迪子が率先して手伝ったことからだが、年の差のある二人の愛は、今や安定しているかのように見える・・。若い女性の愛は、時として相手の男性やその家族までも翻弄することがある。妻とは別れる気がないけれど、同じ職場の若い迪子への愛も捨てたくはない、そんな身勝手な男に、迪子がふと思いついた、いたづら、とは・・?そしてそのことをきっかけに、二人の関係は急速に変わっていく。初夏から秋、野わけの吹く季節にかけての美しい京都を舞台に、不倫の愛につきまとう喜びと苦しみ、底知れない虚しさを、卓越したリアリティーで描く恋愛小説。
著者情報

渡辺 淳一(ワタナベ ジュンイチ)
1933年北海道生まれ。医学博士。1958年、札幌医科大学医学部卒業後、母校に勤めるかたわら小説を執筆。1970年『光と影』で直木賞、1980年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞、菊池寛賞など受賞歴多数。2003年には紫綬褒章受章。作品は、医学を題材にしたものから、歴史、伝記的小説、恋愛小説と多彩で、常に文壇の第一線で活躍した。2014年4月30日没。『化粧』『ひとひらの雪』『失楽園』『鈍感力』ほか著書多数。