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Shueishagakugei

謹んで「熊本地震」災害のお見舞いを申し上げます。

熊本地震により甚大な被害が発生いたしました。
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く平穏な日々が戻りますよう、そして復旧がなされますよう心よりお祈り申し上げます。

(株)集英社

  • 集英社・熊本地震災害被災者支援募金のお知らせ

謹んで地震災害のお見舞いを
申し上げます。

東日本大震災により被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。
また、被災地等におきまして、救援や復興支援など様々な活動に全力を尽くしていらっしゃる方々に、深く敬意と感謝の意を表しますとともに、一日も早く復旧がなされますよう心よりお祈り申し上げます。

(株)集英社

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既刊情報

ジャンル:単行本 随筆 ノンフィクション 他

命の響 左手のピアニスト、生きる勇気をくれる23の言葉


著者 : 舘野 泉

この生き方がまさに奇跡!
78歳にして現役、「左手のピアニスト」として新たな音楽を発信し続ける舘野泉さん

  • 判型 :  四六判
  • 頁数 : 276ページ
  • ISBN : 978-4-08-781573-3
  • 価格 : 本体1,500円+税
  • 発売日 : 2015年05月26日

 78歳にして現役!「左手のピアニスト」として世界的に知られるようになった舘野泉さん。それ以前からも彼は、日本を代表するピアニストとして海外での評価も高く、フィンランドでは英雄的な存在であった。そんな舘野氏が脳溢血で舞台上で倒れたのが64歳。演奏家生命は絶たれたと思われた。しかし、2年後、脅威の精神力とリハビリで、再び舞台に復帰。まさに「生きる奇跡」といえる存在だ。さらに彼が新たに委嘱して多くの「左手の音楽曲」が生まれ、新たな感動を生んでいる。そんな彼の生き様を多くの人に知らせるべく、左手のピアニストになるまでの経緯や彼の音楽への喜びを、23の言葉とエピソードを1冊にまとめたエッセイ集。
 彼の気負いのない飄々とした人柄と、明るく前向きな言葉が、障害や高齢で悩む人々に「元気」を与えてくれる。日々、好きな音楽に関わって生きる喜びを満喫し、高齢になってより人生が充実していく著者の生き方が感動的。

目次
第一章 六七歳 「左手のピアニスト」としての再出発
行く道は一つ左手で復帰すること
ほかのことはあとからついてくる

ピアノが弾けなかった二年間の空白に感謝する
それは、次の世界を生み出す大事な時間だった

精神に胡椒が入ると「人生の達人」になれる

ひもじくて、ひもじくて……
音楽への飢え、魂の飢餓が再出発のエネルギーになった

休むことも大事
あせらず、たゆまず 日常をゆっくりと続け よく眠るのが一番だ

左手だけでもいいんだ……
大事なことは何を表現するか何を伝えられるかだ

左手だからこそ一音一音の響きの大切さに気づいた
音楽に直に触れられるようになった
新しい音楽の始まりだ

第二章 ハンデに妥協せず 音楽の本質を追究し続ける
左手一本だからこそ
音楽に妥協してはいけない
どんなに難しい曲でも
練習を重ねれば、弾けるようになる
ハンデだと思っていたことが
アドバンテージに変わる

常識ってなんだろう
父は、僕を枠にはめなかった
母は、「はみ出すくらいが面白い」と言った
だから、僕はいつも人生で大きな空間が持てた

できるか、できないかは考えない
やりたいか、やりたくないか
やりたいと思ったらもう駆け出している

選ぶのはいつも楽な道じゃなくワインディングロード
大変だからこそ面白い

あれができないこれができない、と落ち込むのはもったいない
積み重ねてきたものは何があっても奪われない

不自由や不足があると思うのは先入観の問題
自分に枠をはめず新しい表現を考えればいい

「自分には無理」「このぐらいでいいや」
そう思ってしまったら、そこでおしまい
「今こそ、これをやるんだ」という強い意志こそが、完遂する力になる

音楽家は「手職人」
この手を通じて、音をつくり その音で、自分の心を表現する
毎日こつこつ手仕事を続けるうちに気がつけば七八歳になっていた

第三章 音楽は生きる喜び 人と人をつなぐ
好きなものが一つあるだけで世界が変わる
人は、強くなれる

求められれば、どこへでも行く
どんな会場、どんなピアノでも
最高の音を響かせたい
聴く人と心を通わせたい

「誰かのため」は「自分のため」より頑張れる

生き延びるために生きているのではない
生きがいのあることのために生きているのだ

凍てついた冬に萌えいづる緑が準備される
陰を通ってきたからこそ光は美しい
世界と人生を抱きしめたい

前に向かって歩いていると協力してくれる人が現れる
一つのことをやり遂げると次の扉が開く
夢が夢を生んでいく

聴衆も僕も、今を生きている
演奏は一回限り、そのときだけのもの
何度弾いても新しい
音楽は変化し続け、永遠に生き続ける

音楽は僕にとって呼吸であり、人生そのもの
生涯現役
死ぬ瞬間までピアノを弾いていたい


試し読み

著者情報

 舘野 泉
(C)中島伸広

舘野 泉 (たての いずみ)

 東京藝術大学音楽学部ピアノ科を首席で卒業。1964年よりヘルシンキに在住し、シベリウスをはじめ、ノルドグレンなどフィンランドの近現代作曲家の作品に取り組む。1968年メシアン・コンクールで第2位。国立シベリウス・アカデミーの教授、日本シベリウス協会会長などを務める。2002年リサイタル中に脳溢血で倒れ、右半身に麻痺が残る。2003年8月に奇跡的に復帰、翌年、日本初の左手のピアノ作品によるリサイタルを開く。その後「左手の音楽祭」などのシリーズで公演を続け、さらに「舘野泉 左手の文庫(募金)」を設立し、新たな左手の音楽の作曲を推進する。
 東日本大震災前から南相馬市の市民文化会館の名誉館長をつとめ、復興支援にも携わる。2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」のテーマ音楽の見事なピアノ演奏が話題になり、多くのファンを呼び込む。
 2014年にはベルリン・フィルハーモニー・カンマームジークザールでリサイタルを行い、世界を魅了する。2015年の6月に東京オペラシティコンサートホールでコンサートが行われ、2016年11月には80歳記念のコンサートが同ホールで行われる予定。

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